ブログ記事を書くときは、先に見出し構成を作るのがオススメです。
なぜなら、見出しを作ってから本文を書いたほうが、迷わず書きやすくなるからです。
そこで今回は『ブログ記事の見出し構成の作り方』を解説していきます。
ブログの見出しはSEOの観点からも重要です。SEOで評価される見出し作りのコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
ブログの見出し構成の作り方【基本編】
動画でも解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
まず最初に見出し構成の基本的な作り方について解説していきます。
見出しタグ(hタグ)の種類と使い方
ブログの見出しは、見出しタグ(hタグ)というHTMLタグで設定します。
その種類はh1・h2・h3・h4・h5・h6の6つ。
それぞれの用途は、このように分かれています。
- h1:記事タイトル
- h2:大見出し
- h3:h2の中の小見出し
- h4:h3の中の補足
- h5:h4の中の補足
- h6:h5の中の補足
h1タグは記事タイトルで使いますので、記事の本文内では使いません。
記事の見出しを作るときはh2タグから使っていきます。
h2(大見出し)の内容を細かく分けるときには、h3(小見出し)を使います。
さらにh3の中身を分けるときはh4を、h4の中身を分けるときはh5を…となりますが、実際にはh5・h6を使うことはほぼありません。
h5まで深堀りすると読みにくくなってしまいますので、よほどのことがない限り、見出しはh4までにしておきましょう。
見出しタグ(hタグ)を使う順番の具体例
見出しを使うときは、順番に気を付けてください。
h2を飛ばしてh3を最初に使ったりするのは間違いで、SEO的にも良くありません。
例えば『◯選』や『◯ステップ』のような記事の場合、見出しの使い方・順番はこのようになります。
- h1:ブログのキーワード選定!誰でもできる4つのSTEP
- h2:ブログのキーワード選定4つのSTEP
- h3:ステップ1.軸キーワードを集める
- h4:軸キーワードとは?
- h4:軸キーワードの探し方のコツ
- h4:軸キーワードの探し方【具体例】
- h3:ステップ2.ツールで深堀する
- h3:ステップ3.キーワードプランナーで検索数を調べる
- h3:ステップ4.キーワードのグルーピングを行う
- h4:グルーピングとは?
- h4:グルーピングの簡単なやり方
- h2:まとめ
まずh1タグはタイトルになっています。
そして、h2で4つのステップという大見出しを作り、その中でそれぞれのステップをh3の小見出しで設定しています。
さらに細分化して解説しているステップの中では、h4タグを使っています。
実際の記事:https://sattoga.com/archives/4495/
見出しの設定方法
ワードプレスで見出しタグを設定する方法を解説します。
クラシックエディターを使っている場合は、ビジュアルモードを使うと簡単です。
- ビジュアルモードに切り替え
- 見出しの文章を選択
- 『段落』メニューで見出しを選択
Gutenbergの場合も、クラシックブロックを使うと簡単です。
1.クラシックブロックを選択
- 見出しの文章を選択
- 『段落』メニューで見出しを選択
ブログの見出し構成の作り方【実践編】
ここからは実践編として、上位表示を狙う見出し構成の作り方を解説していきます。
最初の見出しに狙っているキーワードを入れる
最初のh2の見出しには、なるべくその記事で狙っているキーワードを入れてください。
なぜなら、検索ユーザーに検索したキーワードの答えを提示するためです。
例えば『電波時計 狂う 原因』というキーワードで検索したとき、最初の見出しが『電波時計とは?』と書かれていたら「早く原因を教えてくれ~」と思いますよね。
ですから、このキーワードで狙った記事の場合は、最初のh2の見出しは『電波時計が狂う5つの原因』等が適切です。
また、検索ユーザーに対しての答えが最初のほうに提示されているかどうかは、グーグルも重要視しています。
ブログ記事のSEOの重要度は『タイトル>見出し>本文』という順番です。
ですから、検索ユーザーの悩みを解説している記事だと、グーグルに適切に判断してもらうためにも、最初のh2タグでは狙っているキーワードを入れましょう。
ただし、全ての見出しに同じキーワードを入れてしまうと、最悪の場合スパム扱いされますので、入れすぎないように気を付けてください。
ライバル記事をリサーチ
見出し構成は、自分の経験や考えだけで作ってはいけません。
もちろん自分の経験や考えを入れることは大事ですが、ライバル記事のリサーチも必ず行ってください。
リサーチをせずに自分の経験や考えだけで見出しを作ると、検索意図とズレていたり、内容が足りなかったりする可能性があります。
そのような記事では読者さんに満足してもらうことができませんので、検索上位に上がることもできません。
ですから、見出し構成を作るときには、まず狙っているキーワードで検索をして、検索上位1~10位の記事の見出しを全てチェックしてください。
そして、ライバル記事の見出しでよく使われている内容や大事な部分を網羅するつもりで、自分の記事の見出しを作っていきます。(パクって同じ見出しにするのはNGです)
その上で自分の経験や考えを入れてみてください。
つまり、検索上位を勝ち取る見出しのポイントは『上位の網羅+自分だけのオリジナル情報』となります。
これを意識した見出し作りを行っていきましょう。
ムダな情報は入れない
『上位の網羅+自分だけのオリジナル情報』とお伝えしましたが、何でもかんでも入れれば良いというわけではありません。
検索ユーザーが求めていない情報は無駄なノイズなので、逆に評価を下げてしまう原因にもなります。
また、情報を網羅するあまり他の記事と中身が被ってしまうと、カニバリやコピーコンテンツになってしまう可能性もあります。
どうしても他の記事と同じような中身を入れる必要がある場合は、要約を紹介して内部リンクを設置するという方法もあります。
見出しは多ければ良いというわけではありませんので、勇気を持って、ムダな情報はそぎ落としていきましょう。
まとめ
今回は『ブログ記事の見出し構成の作り方』を解説してきました。
気を付けてほしいのは、この5つのポイントです。
- 記事内ではh2タグから使う
- 見出しタグの順番に気を付ける
- 最初の見出しに狙っているキーワードを入れる
- 『上位の網羅+自分だけのオリジナル情報』を意識する
- ムダな情報は入れない
この5つのポイントを意識して見出しを作れば、検索ユーザーを満足させ、検索結果の上位を獲得できるようになりますので、ぜひ試してみてくださいね。