Microsoftの無料ヒートマップ『Clarity』の設定方法と使い方

Microsoftの無料ヒートマップ『Clarity』の設定方法と使い方 ブログツール

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今回は『Microsoft Clarityの設定方法と使い方』を解説していきます。

Microsoft Clarityは無料なのが信じられないほど高機能なヒートマップツールです。

クリック率の計測はもちろんのこと、精読率やユーザー行動の録画機能まで搭載されています。

この記事を書いている2021年12月現在はまだ日本語未対応ですが、設定方法は難しくありませんので、ぜひ参考にしてみてください。

動画でも解説しています。

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Microsoftの無料ヒートマップ『Clarity』の設定方法

Microsoft Clarityの設定は以下の4つの手順で行っていきます。

  1. Microsoft Clarityにアカウントを登録
  2. ブログの登録
  3. WordPressにコードを埋め込む
  4. Googleアナリティクスと連携

順番に詳しく解説していきます。

Microsoft Clarityにアカウントを登録

まずはMicrosoft Clarityの公式サイトに進みます。
⇒ Microsoft Clarityの公式サイト

アカウントを登録するために『Sign up-it’s free!』(無料登録)をクリックします。

『Sign up-it's free!』をクリック

 

 

Microsoft、Facebook、Googleのいずれかのアカウントを選んで登録します。

Microsoft、Facebook、Googleのいずれかのアカウントを選択

ちなみに僕は一番利用頻度の多いGoogleアカウントで登録を行いました。

 

『Sign in to Google』(Googleにサインイン)をクリックするとGoogleアカウントの選択画面に移るので、利用するアカウントを選んでクリックします。

Googleアカウントの選択画面

 

『I accept the Clarity Terms of Use』(利用規約に同意します)にチェックを入れ、『Continue』(続ける)をクリックします。

『Continue』をクリック

ブログの登録

続いて、Microsoft Clarityを利用するブログを登録していきます。

ブログの登録画面

  • Name:ブログ名
  • Website:ブログのURL
  • Site category:ブログのカテゴリー(近いものを選択すればOK)

 

入力したら、『Create』(作成)をクリックします。

『Create』をクリック

WordPressにコードの埋め込む方法(Cocoonの場合)

次の画面を下にスクロールすると、WordPressに埋め込むコードが出てきますので、『Copy to Clipboard』(クリップボードにコピー)をクリックします。

『Copy to Clipboard』をクリック

このコードをWordPressのheadタグ内に貼り付けます。

 

Cocoonを使っている方は『Cocoon設定 ⇒ アクセス解析・認証』に進んでください。

『Cocoon設定 ⇒ アクセス解析・認証』に進む

 

下にスクロールして『その他のアクセス解析・認証コード設定』の『ヘッド用コード』に貼り付けて保存すれば完了です。

『その他のアクセス解析・認証コード設定』の『ヘッド用コード』に貼り付けて保存

WordPressにコードの埋め込む方法(プラグインを使う場合)

Cocoon以外のテーマを利用中で「どこに貼り付けたらいいのか分からない」という方は、プラグインを使う方法もあります。

『プラグイン ⇒ 新規追加』で『Clarity』と検索すると、Microsoft Clarityの設定用プラグインが出てきますので探してみてください。

Microsoft Clarityの設定用プラグイン

 

プラグインのインストール・有効化が完了して『設定 ⇒ Clarity』に進むと、このような画面になります。

Clarityの設定画面

 

Microsoft Clarityのコード取得画面に戻り、ダブルクォーテーション(“)に挟まれた半角英数字のコードだけをコピーしてください。

半角英数字のコードだけをコピー

 

このコードをWordPressの管理画面で貼り付けて保存すれば完了となります。

WordPressの管理画面で貼り付けて保存

Googleアナリティクスとの連携

Microsoft ClarityはGoogleアナリティクスと連携させることができます。

Googleアナリティクスと連携させることで、Googleアナリティクス上でClarityのデータの一部が閲覧できるようになります。

連携させるには、先ほどのコード取得画面の下にあるGoogle Analytics integrationの『Get started』をクリックします。

『Get started』をクリック

 

Googleアカウントの選択画面に移るので、利用するアカウントを選んでクリックします。

Googleアカウントの選択画面

 

2ヶ所にチェックを入れて『Continue』をクリックします。

2ヶ所にチェックを入れて『Continue』をクリック

 

連携させるブログのURLを選択して『Save』をクリックします。

連携させるブログのURLを選択して『Save』をクリック

 

その後、連携確認のためちょっとだけ間が空きますが、『Successfully linked Google Analytics』(Googleアナリティクスとの連携に成功)と出たら完了となります。

Successfully linked Google Analytics

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Microsoft Clarityの使い方

続いてMicrosoft Clarityの使い方を解説していきます。

たくさんの分析項目がありますので、特に注目すべき機能を中心にお伝えしていきます。

なお、ここでお伝えする分析はデータが溜まってからでないと確認できません。

設定後、数時間~数日経ってからチェックしてみてください。

Dashboard(ダッシュボード)の見方

Microsoft Clarityのダッシュボード

ダッシュボードでは以下の3つの項目をチェックしてみてください。

  • Dead clicks:ユーザーがクリックしたのに何も反応がなかった割合
    ⇒ ユーザーにクリックできると誤解させるような箇所がないか?
  • Rage clicks:ユーザーがクリックを連打した割合
    ⇒ 読みにくいなど、ユーザーにストレスを感じさせる箇所がないか?
  • Quick backs:ユーザーがすぐに前のページに戻った割合
    ⇒ 内部リンクは適切か?誤クリックしやすい箇所はないか?

いずれの分析項目も『Recordings』(画面録画)をクリックすると、ユーザーのスクロールやマウス操作などが確認できます。

全ての画面録画をチェックするのは現実的ではありませんが、アクセス数の多いページや、自分でも気になるページがあれば、チェックしてみてください。

Recordings(画面録画)の見方

Microsoft Clarityの画面録画

前述したダッシュボード経由の画面録画は、特定の分析項目に絞って確認できる機能でした。

対して、Recordingsメニューでは全ての画面録画が確認できます。

例えば、設置したアフィリエイトリンクから成約した場合。

まずASPの管理画面から広告リンクをクリックした時間とページを確認します。

それに該当する画面録画をMicrosoft Clarityでチェックすれば、ユーザーがどのような行動でクリックまで至ったのか確認できます。

Heatmaps(ヒートマップ)の見方

Microsoft Clarityのヒートマップ

ヒートマップでは特定のページごとにユーザーの行動の割合などをチェックできます。

分析できる項目は、この3つです。

  • Click:ユーザーがクリックした場所ごとのクリック数と割合
    ⇒ 内部リンクやアフィリエイトリンクを中心にチェック
  • Scroll:ページのどの部分まで読まれているかの割合を色分けで表示
    ⇒ 基本的にページの下に行くほど割合は下がるが、急激に下がっている個所などがないかチェック
  • Area:エリアごとにユーザーがクリックした割合
    ⇒ ヘッダー・メインエリア・サイドバーなどで分かれているため、あまり重要度は低いと思われる

また、ヒートマップはPC・Tablet・Moblieと端末ごとにデータが分かれているので、ユーザーが多い端末を中心にチェックすると良いでしょう。

まとめ

今回は『Microsoft Clarityの設定方法と使い方』について解説してきました。

分析項目の豊富さに驚かれた方も多いと思います。

それだけにMicrosoft Clarityを使う際は、あまり時間をかけすぎないようにしてください。

Microsoft Clarityは見ているだけで面白いので、気が付くとあっという間に時間が過ぎてしまいます。

初めの内は慣れるために色々と触ってみることも大事ですが、ある程度どこに何があるか理解したら、分析は特定の記事やデータに絞って行ってください。

分析に集中しすぎて、記事を書く時間がなくならないように気を付けましょう。

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