ブログとサイトって何が違うのか分かりにくいですよね?
「アフィリエイトをやってみたい!」と思っても、どっちを選んだらいいのか迷っている初心者の方は多いと思います。
違いを理解しないまま始めてしまうと、運営中も迷いが生じてしまうので、どちらで取り組むか最初に決めておくことが重要です。
そこで今回はアフィリエイトの『ブログとサイトの違い』を7つ解説していきます。

ブログとサイトの違いが理解できれば、自分がやりたいほうを選べるようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
【アフィリエイト】ブログとサイトの7つの違い
動画でも解説していますので、合わせて参考にしてください。
完成形があるか?
- ブログ:完成形がない
- サイト:完成形がある
ブログは完成形がないため、更新し続けるのが前提で運営します。
最初にテーマや方向性を決めたら、定期的にキーワード選定やブログ全体の設計を行いながら更新していきます。
ある程度の規模になったら更新頻度を落として、2つ目・3つ目とブログを増やしていく方も多いです。
ただ、ブログに付いたファンの中には更新を楽しみにしている方もいますので、なるべく更新し続けていくのが望ましいです。
対して、サイトは最初にすべてのキーワード選定・サイト設計を行い、完成形を決めてから作り始めます。
もちろん修正や更新が必要になることもありますが、完成後は基本的に放置して、また別のサイト作成に取り掛かります。
アフィリエイターが作るサイトは1~5記事程度のペラサイト、5~20記事程度のミニサイトが多く、小規模なサイトをどんどん量産していくイメージです。
このようにブログは完成形がなく、サイトは完成形があるのが大きな違いです。
しかし、ブログは記事を更新し続ける、サイトはサイト自体を作り続けますので、どちらも作業は継続し続ける必要があります。
扱うテーマの広さ
アフィリエイトで扱うテーマには、3つの規模があります。
- 商標特化:一つの商品だけを紹介する
- ジャンル特化:一つのジャンルだけ扱う
- 雑記:2つ以上のジャンルを扱う
ブログとサイトでは、この扱うテーマの広さが異なります。
商標特化 | ジャンル特化 | 雑記 | |
ブログ | × | ◯ | ◯ |
サイト | ◯ | ◯ | × |
先にもお伝えしたように、ブログは更新し続けるメディアなので、一つの商品だけを紹介するとすぐにネタが切れてしまいますので、商標特化型の運営はあり得ません。
同じジャンルの商品を複数紹介するジャンル特化型が基本です。
扱うジャンルを絞り切れない場合には、雑記で運営していきます。
対して、サイトは最初に完成形を決めてから作り始めますので、別々のジャンルを混ぜる雑記で運営することはありません。
2つ以上のジャンルに取り組みたいなら、『1サイト=1ジャンル』にして、1つずつ順番に作れば良いからです。
ジャンル特化型はブログもサイトもありますが、どちらかと言えばブログのほうが記事数が多くなる分規模が大きくなり、サイトは記事数は少なめの小規模になることが多いでしょう。
このように、どちらかと言えばブログのほうが扱うテーマは広く、サイトのほうがテーマは狭いというのが2つ目の違いです。
トップページの型の違い
WeBメディアのトップページには、この3つの型があります。
- 個別記事:一つの記事をトップページに設置
- ナビゲーション:カテゴリごとに数記事ずつ一覧にして紹介
- 新着記事一覧:更新順に記事を並べた一覧
ブログとサイトでは、トップページの型の多さに違いがあります。
個別記事 | ナビゲーション | 新着記事一覧 | |
ブログ | △ | ◯ | ◎ |
サイト | ◯ | ◯ | △ |
ブログのトップページは更新順に記事を並べる新着記事一覧型が多いですが、ある程度記事数が多くなってくると、個別記事やナビゲーションを設置する方も多いです。
対して、サイトではトップページに新着記事一覧を設置していることは少なく、圧倒的に個別記事やナビゲーションのパターンが多いです。
そのため、トップページに個別記事やナビゲーションを設置しているブログは、サイト型と呼ばれることもあります。
ただし、トップページがサイト型のブログでも、サイドバーや個別記事で新着記事一覧を設置していることが多いです。
このようにトップページの型にも、ブログとサイトでは違いが見られることがあります。
収益化の手段の違い
アフィリエイトの収益化の手段(キャッシュポイント)には大きく分けて、この3つがあります。
- アドセンス:Googleが提供しているクリック型の広告(報酬単価低め)
- 大手ECショップ:アマゾン・楽天・Yahooショッピングなど(報酬単価低め)
- ASP広告:A8ネット・もしもアフィリエイト・バリューコマースなど(報酬単価高め)
ブログとサイトでは、収益化の手段にも違いが見られます。
アドセンス | 大手EC | ASP | |
ブログ | ◯ | ◯ | ◯ |
サイト | △ | △ | ◎ |
ブログはアドセンスや大手ECでコツコツ収益化を図りながら、ASP広告での報酬も狙っていくようなイメージで運営していきます。
対して、サイトは最初からASP広告ありきで作っていきます。
サイトはブログほど記事数が多くなく、アクセスも多く集まらないので、アドセンスやECショップ系を扱っても労力に見合わないからです。
サイトを作っても全く売れない、もしくは案件が終了した場合などに、何もないよりマシということでアドセンスやECショップの広告を貼っているサイトはあります。
ですから、サイトでアフィリエイトをやるなら、作り始める前に最低限どの商品を紹介するか決めておくことが重要です。
ブログも最初に紹介する商品を決めておくのが望ましいですが、運営しながら探していくことも可能です。
運営媒体の数
これはブロガーとサイトアフィリエイターの違いになりますが、持っている運営媒体の数にも違いがあります。
- ブロガー:1個~数個
- アフィリエイター:数個~100個以上
これまでお伝えしてきた通りブログは運営し続けることで規模が大きくなっていきますから、一人のブロガーが持っている運営媒体は1個から多くても数える程度のことが多いです。
対して、サイトは次々と作り続けていきますので、サイトアフィリエイターは少なくとも数個、多い方だと100個以上の運営媒体を持っている方もいます。
ただし、中にはブログとサイトを両方持っている方もいます。
経験が長いとブログを1~数個、サイトを数個~運営している方も少なくありません。
実際、僕もこのsattoga.com以外に、ブログとサイトを複数持っています。
ですから、どちらもやってみたい方は、最初はまず片方に集中し、慣れてきたらもう一方に取り組んでみても良いでしょう。
使っているソフトの違い
現在、アフィリエイターが使っているソフトは、この2つのいずれかの場合が多いです。
- WordPress:世界で最も利用されているブログ作成ソフト
- SIRIUS:アフィリエイターに人気のサイト作成ソフト
SIRIUSでもブログを作れないわけではありませんが、WordPressを利用しているブロガーが圧倒的に多いです。
対して、サイト作成ではやはりSIRIUS利用者が多いですが、WordPressでサイトを作っている方も多いです。
僕もSIRIUSは持っていますが、最近はサイトを作る場合もすべてWordPressで作成しています。
ちなみに、WordPressもSIRIUSも、作ったメディアをネット上に公開するにはレンタルサーバーを契約する必要があります。
しかし、WordPress自体は無料で利用できますが、SIRIUSは24800円もする高額なソフトです。
ですから、サイトはSIRIUSで作られていることが多いですが、わざわざ買う必要はありません。
あくまでもSIRIUSを利用している人が多い傾向があるということだけ理解しておいてください。
個人的にはサイトでアフィリエイトをやりたい場合でも、WordPressで十分だと思います。
運営者のキャラがあるか?
ブログではプロフィールを載せて実名やハンドルネームで運営している方が多いです。
ブログは更新し続けることで読者にファンになってもらいリピーターを獲得していくのが戦略としてありますから、運営者のキャラが全くないブログは少ないです。
対して、サイトは完成形があるメディアのため、運営者のキャラが全くない場合も多いです。
ハンドルネームで運営者のキャラを出す場合もありますが、実名を出しているのは企業が運営しているサイトくらいです。
ですから、運営者のキャラがあるかどうか?も、個人が運営するブログとサイトでは違ってきます。
初心者にはどっちがおすすめ?
ここまではブログとサイトの違いについてお伝えしてきました。
お伝えしてきた違いを元に、ここからはブログとサイトをオススメする人を、それぞれ解説したいと思います。
ブログをおすすめする人
ブログをおすすめするのは、このような人です。
- 一生続けられる媒体を育てたい
- 一つの媒体をじっくり育てたい
- SNSを継続している(運営者のキャラ化でブログとの相性が良い)
- 憧れのブロガーさんがいる(その人を目標に運営する)
いずれにしても、一つの媒体に集中して継続していきたい方にはブログがおすすめです。
サイトをおすすめする人
サイトをおすすめするのは、このような人です。
- とりあえずアフィリエイトを始めてみたい
- 自信をもってオススメできる愛用品がある
- 絶対に知り合いにバレたくない
- 飽きっぽい方
ブログほど継続する自信はないけどアフィリエイトをやってみたい方は、まずはサイトで取り組んでみても良いでしょう。
まとめ
今回は『ブログとサイトの違い』を7つご紹介してきました。
- ブログ
- 完成形がなく更新し続ける
- テーマの広さ:ジャンル特化~雑記
- トップページ:新着記事一覧が多く、育ったらサイト型も多い
- 収益化:アドセンス、ECショップ、ASP広告
- 運営媒体の数:1個~数個
- WordPressが多い
- 運営者のキャラ:実名orハンドルネーム
- サイト
- 最初に完成形を決めてから作り始める
- テーマの広さ:商標特化~ジャンル特化
- トップページ:個別記事orナビゲーション
- 収益化:ASP広告がメイン
- 運営媒体の数:数個~100個以上
- SIRIUSが多いが、WordPressでも良い
- 運営者のキャラがない場合も多い
ブログとサイトを比較する際は「どちらが稼げるか?」気になる方も多いと思いますが、どちらでも大きく稼いでいる人はいます。
ブログは記事更新、サイトはサイト作成をし続ける必要があるので、どちらを選んでも作業を継続する必要はあります。
さらに先にブログを作ってからサイトを作っても良いですし、その逆のパターンで挑戦しても構いません。
なので、アフィリエイトをやってみたいなら、今回の解説を参考に、まずは自分に向いていると思ったほうを始めてみましょう。
ブログを始めてみたい方は、こちらで詳しく解説していますので、よろしければ合わせて参考にしてみてください。
