WordPressをインストールした直後は、最初からいくつかプラグインが入っていますよね。
「このプラグインってどんな機能なの?必要なの?」と感じている方も多いと思います。
そこで今回は『WordPressの初期プラグインの機能と必要性』について詳しく解説していきます。
なお、WordPressに最初からインストールされている初期プラグインは利用するレンタルサーバーや、導入するタイミングで異なる場合もあります。
今回はConoHa WINGとエックスサーバーを利用している方向けとなっていますので、ぜひ参考にしてみてください。
WordPressの初期プラグインは必要か?
今回解説するWordpressの初期プラグインは、こちらの6つです。
- Akismet Anti-Spam
- ConoHa WING コントロールパネルプラグイン
- ConoHa WING 自動キャッシュクリア
- Hello Dolly
- TypeSquare Webfonts for ConoHa
(TypeSquare Webfonts for エックスサーバー) - WP Multibyte Patch
動画でも解説していますので、合わせて参考にしてください。
Akismet Anti-Spam
『Akismet Anti-Spam』はスパムコメント対策用のプラグインです。
よくオススメプラグインの一つとして紹介されることも多いですが、商用利用は有料プランにする必要があるため注意が必要です。
つまり、アドセンスやアフィリエイト広告を設置する場合は商用利用になるため、有料プランにする必要があります。
収益化したWordpressでAkismet Anti-Spamを無料プランのまま使い続けると、規約違反になってしまうため気を付けましょう。
また、Akismet Anti-Spamが必要かどうかは、コメント欄を使うかどうかで判断してください。
- コメント欄を使わない:Akismetは不要
- コメント欄を使う(収益化はしない):Akismetは無料プランのままでOK
- コメント欄を使う(収益化する)Akismetを使うなら有料プラン
なお、収益化するWordPressブログでコメント欄を使うなら、Akismet以外の他のプラグインを利用するのも一つの手です。
当ブログではログイン時のセキュリティ対策と、お問い合わせフォームのスパム対策のために、Invisible reCaptchaを利用しています。
Invisible reCaptchaなら無料でスパムコメント対策もできますので、よろしければ導入を検討してみてください。
ConoHa WING コントロールパネルプラグイン
『ConoHa WING コントロールパネルプラグイン』はConoHa WING利用者のみ、最初からインストールされているプラグインです。
サーバーの管理画面内で行う一部の設定を、WordPressの管理画面内で行うことができます。
しかし、サーバー内の設定は頻繁に変更するものではありません。
また、このプラグインでできることは、そもそもConoHa WINGの管理画面内で行うことができます。
ですので、『ConoHa WING コントロールパネルプラグイン』は特に必要性を感じないなら、削除しても良いです。
ConoHa WING 自動キャッシュクリア
『ConoHa WING 自動キャッシュクリア』もConoHa WING利用者のみ、最初からインストールされているプラグインです。
キャッシュクリアはWordPressの速度アップにつながるので、基本的には使ったほうが良いプラグインです。
ただし、他にもキャッシュ系プラグインはたくさんありますので、他に利用したい同機能のプラグインがあるなら、『ConoHa WING 自動キャッシュクリア』を無理に利用する必要はありません。
また、キャッシュ系プラグインはエラーや不具合が起こることが多いです。
『ConoHa WING 自動キャッシュクリア』を利用していて何かエラー等があった場合も、停止・削除するなど柔軟に対応していきましょう。
Hello Dolly
Hello Dollyは、よく謎のプラグインと言われています(笑)
有効化すると、実はミュージカル「Hello Dolly」の主題歌の一部が、管理画面の右上に表れます。
ただこれだけのプラグインなので、特に必要性を感じなければ削除しても構いません。
TypeSquare Webfonts
TypeSquare Webfontsは(株)モリサワが提供するWebフォントを利用できるプラグインです。
ConoHa WINGとエックスサーバーで、それぞれこのように名前で初期プラグインとして入っています。
- ConoHa WINGの場合:TypeSquare Webfonts for ConoHa WING
- エックスサーバーの場合:TypeSquare Webfonts for エックスサーバー
TypeSquare Webfontsを有効化すると、このように各箇所のフォントを選択することができます。
ただし、ConoHa WINGとエックスサーバーで提供されるTypeSquare Webfontsには、毎月利用できるPVに上限があります。
ですので、よほどフォントにこだわりがなければ、特に利用する必要はないでしょう。
WP Multibyte Patch
WP Multibyte Patchは、僕たち日本人向けにWordPressの日本語の利用環境をサポートしてくれるプラグインです。
- アップした日本語ファイルの文字化け防止
- メールの文字化け防止
- 全角スペースで検索可能…など
なので、できれば使ったほうが良いプラグインです。
なお、WP Multibyte Patchは、WordPress4.9まで標準搭載されていた初期プラグインです。
WordPress5.0以降にWordPressを開始した方で、WP Multibyte Patchを利用する場合は、インストールしてご利用ください。
まとめ
今回は『WordPressの初期プラグインの機能と必要性』について詳しく解説してきました。
- Akismet Anti-Spam:スパム対策(商用利用時は有料)
⇒ 個人的にはInvisible reCAPTCHAがオススメ - ConoHa WING コントロールパネルプラグイン
⇒ ConoHa WINGの設定:なくても良い - ConoHa WING 自動キャッシュクリア
⇒ とりあえず使ったほうが良い - Hello Dolly:なくても良い
- TypeSquare Webfonts
⇒ フォントの選択:なくても良い - WP Multibyte Patch
⇒ 日本語の利用環境をサポート:あったほうが良い
WorPressのプラグインは非常に便利ですが、数が増えると速度が遅くなったり、エラーのリスクも高まったりなどのデメリットもあります。
初期プラグインだからと言って全部が必要なわけではありませんので、ぜひ今回の内容を参考に不要なプラグインを削除してくださいね。