PR

企画書をAIで作る|メモからたたき台を書かせて、社長・お客さん・銀行の目で批判させる方法

企画書をAIで作る|メモからたたき台を書かせて、社長・お客さん・銀行の目で批判させる方法 AI活用
記事内に広告が含まれています。

※ 当ブログではアフィリエイト広告を利用しています。

社長に出す企画書、メモまでは書けたのに、それを1枚の形にまとめる所で手が止まっていませんか。

AIに企画書を書いてもらえば早いと分かっていても、それらしい数字を勝手に入れられたり、「よくまとまっています」とほめられて終わったりしそうで、そのまま会議に出していいのか迷いますよね?

この記事では、企画書をAIで作るときの頼み方を、メモからたたき台を書かせる、数字と抜けを点検する、社長・お客さん・銀行の目で厳しく批判させる、スライドと話す原稿にする、の順で解説します。

動画で使ったプロンプトは全文を載せ、ChatGPT・Claude・Geminiに同じ頼み方をして比べた結果もまとめました。

読み終えるころには、自分のメモをプロンプトの下に貼るだけで、数字をごまかさない企画書のたたき台を作り、社長に出す前に穴をふさいで、説明用のスライドと原稿まで用意できるようになります。

スポンサーリンク
  1. 企画書をAIで作るなら「見出し・【未確認】・批判」の3つを守る
    1. AIに企画書を頼むと困る2つのクセ
    2. 今回の流れと、使ったメモ
  2. ChatGPTの企画書プロンプト|見出し6つを渡してたたき台を書かせる
    1. 企画書作成をAIに頼む前に、見出しを6つ決める
    2. たたき台を書かせるプロンプト(コピー用)
    3. 出てきたたたき台と、気になった1か所
  3. 企画書作成AIのおすすめは?ChatGPT・Claude・Geminiを5つの観点で比べた結果
    1. 比べるときは、見る所を先に決める
    2. Claude:計算と式がいちばんくわしい
    3. Gemini:いちばん長く、メモと違うことを書いた所があった
    4. 5つの観点で付けた○と△
  4. AIの企画書によくある失敗6つと、数字の点検のしかた
    1. よくある失敗6つ
    2. 数字を表にさせる点検プロンプト(コピー用)
    3. 点検の結果と、数字でない間違いの直し方
  5. 抜けチェック|企画書の構成でよく入る6つの項目と比べる
    1. 企画書によく入る6つの項目
    2. 抜けチェックのプロンプト(コピー用)
    3. 抜けチェックの結果
  6. AIで壁打ち|社長の目でChatGPTに辛口で批判させる
    1. 厳しく批判させる頼み方は3つ
    2. 社長役のプロンプト(コピー用)
    3. 社長役の指摘5つ
  7. お客さん・銀行の目と、別のAIでも批判させる
    1. お客さんの目のプロンプトと指摘
    2. 銀行の担当者の目のプロンプトと指摘
    3. 書いたAIとは別のAIに批判させる
    4. (おまけ)現場の職人の目のプロンプト
  8. 指摘は全部直さず、取り入れる3つを自分で選ぶ
    1. 選ぶときは「今すぐ書き足せるもの」から
    2. 選んで直させるプロンプト(コピー用)
    3. ★の所の直り方
  9. ChatGPTでパワポのスライドと話す原稿を作る
    1. プレゼン資料の作成をAIに頼む4つの決まり
    2. やり方①:AIにPowerPointのファイルを作ってもらう
    3. やり方②:PowerPointのアウトライン表示に入れる
    4. やり方③:Googleスライドで開く
    5. 聞かれそうな質問と答え方も作らせる
  10. まとめ

企画書をAIで作るなら「見出し・【未確認】・批判」の3つを守る

企画書をAIで作るなら「見出し・【未確認】・批判」の3つを守る

企画書をAIで作るときは、見出しを先に渡す、メモにない数字は【未確認】と書かせる、最後に立場を決めて厳しく批判させる、の3つを守ると、そのまま直して使えるたたき台になります。

見出しを渡せば形がそろい、【未確認】と書かせれば数字の作り話をふせげて、批判させれば自分では気づきにくい穴が見つかります。

守ること やること ふせげること
1. 見出しを先に渡す 「ひとことで言うと」から「決まっていないこと・相談したいこと」までの6つを、こちらで決めて渡す AIまかせの、まとまりのない構成
2. 【未確認】と書かせる メモにない数字は作らせず、空けておかせる。計算した数字には式を書かせる それっぽい目標・費用・補助金の金額
3. 立場を決めて批判させる 社長・お客さん・銀行の役で、大事な順に数を決めて、ほめなくていいと書く ほめ言葉だけの答え・読む人の目線の抜け

同じ内容を動画(約39分)でも解説しています。

AIの答えが出てくるところや、PowerPointに1行ずつ入れていくところは動画のほうが分かりやすいので、あわせてご覧ください。

AIに企画書を頼むと困る2つのクセ

AIに企画書を頼むと困るのは、それっぽい数字を作ることと、ほめ言葉から入ることがある、の2つです。

AIは、もっともらしい答えを間違ったまま出すことがあり、「目標30件」「補助金で最大〇〇万円」のような数字が1つでも作り話だと、企画書ぜんぶが信用されなくなります。

もう1つは、「この企画書どう?」とだけ聞くと、「よくまとまっています」のような答えから始まることがある点です。

ほしいのは、社長に出す前に穴を見つけてもらうことなので、この記事では「ほめなくていい」と書いて頼む工夫をしています。

ただし、こう書けば必ず厳しくなる、というものではありません。

今回の流れと、使ったメモ

今回は、メモからたたき台を書かせる、数字と抜けを点検する、社長・お客さん・銀行の3つの立場で批判させる、指摘を選んで直す、スライドと話す原稿にする、の5つの順で進めます。

メモを送ってからスライドの構成と話す原稿ができるまで、3つのAIの比べや失敗の試しを含めて30分ほどでした(2026年11月の撮影時)。

使ったのは、工務店の営業の高橋さんが、社長に出す企画書のために書いた次のメモです。

会社も人もすべて架空で、数字は以前の動画で使った同じ工務店の1年分の売上データから取っています。

お客さんの名前は「顧客D」のように記号にしてあります。

(営業の高橋のメモ。2026年11月。社長に出す企画書のもと)

■テーマ
冬(1〜2月)の売上の落ち込みを、なんとかしたい

■今わかっていること(売上データより。2025年11月〜2026年10月の1年分)
・1月の売上は295万円(4件)、2月は265万円(2件)。1年の平均は、月545万円くらい
・1月・2月は、外壁と屋根の工事が0件(雪で外の工事ができない)
・窓・断熱の工事は、1年で9件・562万円。外の工事が止まる冬でもできる
・ホームページから来たお客さんの成約が、8月から月4件に増えた(7月までは月0〜2件)
・顧客Dさんから、窓の結露の相談が来ている。顧客Eさんからも、すきま風の電話があった

■やりたいこと(案)
・1〜2月に「窓・断熱リフォーム」の相談会をやる
・12月中旬にチラシを配る。ホームページにも案内を出す
・現地調査(結露・すきま風のチェック)は無料にする
・国や市の補助金が使えるかもしれない → 野口さんが調べている

■お金
・チラシの印刷と配布:見積もり待ち(12月4日(金)に出る)
・チラシの枚数:はじめ5,000枚と書いたが、見積もりを見てから決める(社長)
・値引きをするかは、決めていない

■人
・高橋:チラシ・営業
・野口:現地調査・補助金の調べもの
・池田:ホームページ・電話の受付
・現場の森さんは「1〜2月は、屋内の工事なら手が空く」と言っていた

■そのほか
・社長は1月に、冬のお金のやりくりのことで銀行の担当者と会う。この企画も見せるかもしれない

■決まっていないこと
・目標の件数
・値引きをするか
・補助金の対象になるか、いくら出るか
・相談会の日にちと場所(会社の事務所でやるか)
・チラシの枚数

メモには会社の売上の数字が入っています。

実際の仕事で使うときは、お客さんの名前や、外に出したくない数字をそのまま貼らないように、記号に置きかえてから貼ってください。

スポンサーリンク

ChatGPTの企画書プロンプト|見出し6つを渡してたたき台を書かせる

ChatGPTの企画書プロンプト|見出し6つを渡してたたき台を書かせる

ChatGPTで企画書のたたき台を書かせるときは、新しいチャットに、見出し6つと「決まり」を書いたプロンプトを貼り、その下にメモを全部貼って1回で送ります。

見出しをこちらで決めておくと、メモの箇条書きがその見出しの中に振り分けられ、社長が読み慣れた形の企画書になります。

企画書作成をAIに頼む前に、見出しを6つ決める

企画書作成をAIに頼む前に決めておく見出しは、ひとことで言うと、今の困りごと、やること、お金と人、スケジュール、決まっていないこと・相談したいこと、の6つです。

いちばん大事なのは6つ目の「決まっていないこと」で、この欄があると、AIは分からない所を無理に埋めずにここへ集めてくれます。

社長も、この欄を見れば何を決めればいいかがすぐ分かります。

プロンプトの最初には「あなたは工務店の営業担当です」と役を書き、「決まり」には、メモにない数字は作らない、メモの数字はそのまま使う、計算した数字には計算のしかたを書く、の3つを入れています。

たたき台を書かせるプロンプト(コピー用)

たたき台を書かせるプロンプトは次のとおりで、ChatGPT・Claude・Geminiのどれにも同じ文をそのまま送りました。

「(ここにメモを貼る)」の所に、自分のメモを全部貼ってください。

■プロンプト1(たたき台を書かせる。新しいチャット。この文の下にメモを全部貼って、1回で送る)

あなたは工務店の営業担当です。
下のメモをもとに、社長に出す企画書のたたき台を書いてください。

見出し
1. ひとことで言うと(2行)
2. 今の困りごと(数字で)
3. やること
4. お金と人
5. スケジュール
6. 決まっていないこと・相談したいこと

決まり
・メモにない数字(費用・件数・補助金の金額・割合)は作らない。必要な所は【未確認】と書いて空けておく
・メモの数字は、そのまま使う。自分で計算した数字には、計算のしかたも書く
・紙1枚くらい(1,000字前後)

(ここにメモを貼る)
ChatGPTの新しいチャットに貼ったプロンプト1。見出し6つと、メモにない数字は【未確認】と書く決まり
ChatGPTの新しいチャットに貼ったプロンプト1。見出し6つと、メモにない数字は【未確認】と書く決まり

「工務店の営業担当」と「社長」の所は、自分の仕事と、企画書を読む人に書きかえて使えます。

見出しも、会社でいつも使っている企画書の形があれば、そちらに合わせて大丈夫です。

出てきたたたき台と、気になった1か所

ChatGPTが書いたたたき台には、1月295万円、2月265万円、1年の平均は月545万円くらい、とメモの数字がそのまま入り、「1月は月平均より250万円少ない(545万円−295万円)」「2月は280万円少ない」と、計算した数字には式も付いていました。

「やること」には相談会、チラシとホームページの案内、無料の現地調査、補助金の調べもの、顧客Dさん・Eさんへの対応が並び、担当者は高橋さん・野口さん・池田さんとメモのとおりの分け方です。

スケジュールも、12月4日のチラシの見積もり、12月中旬の配布、1〜2月の相談会と、メモにある日にちだけで組まれていました。

ChatGPTが書いたたたき台。補助金・目標成約件数・目標売上が【未確認】、担当者に「森:1〜2月の屋内工事に対応できる見込み」
ChatGPTが書いたたたき台。補助金・目標成約件数・目標売上が【未確認】、担当者に「森:1〜2月の屋内工事に対応できる見込み」

チラシの費用、目標の件数、目標の売上は【未確認】、補助金も対象・金額ともに【未確認】で、決まっていないことの欄には、目標の件数と売上、チラシの枚数、値引き、相談会の日程と場所が並びました。

ただ1か所、担当者の所に「森:1〜2月の屋内工事に対応できる見込み」と入っていました。

メモでは、森さんは「手が空くと言っていた」だけで、担当にはなっていません。

この直し方は、数字の点検のあとで紹介します。

企画書作成AIのおすすめは?ChatGPT・Claude・Geminiを5つの観点で比べた結果

企画書作成AIのおすすめは?ChatGPT・Claude・Geminiを5つの観点で比べた結果

同じプロンプトとメモをChatGPT・Claude・Geminiに送って比べたところ、ChatGPTとClaudeは5つの観点すべてで○、Geminiはメモにない日にちを入れた所と長さで△が2つ付きました。

1回やってみた結果で、AIは同じ頼み方でも毎回少しずつ違う答えを出すので、どれがいちばん、とは言い切れません。

比べるときは、見る所を先に決める

3つのAIの企画書を比べるときは、読む前に見る所を決めておきます。

今回決めたのは次の5つです。

  1. メモの数字が、そのまま入っているか
  2. メモにない数字を、【未確認】にしたか
  3. 計算した数字が合っているか。

    計算のしかたが書いてあるか

  4. 決まっていないことが、最後にまとまっているか
  5. 社長が1分で読めるか(長すぎないか、見やすいか)

見る所を決めずに読むと、「なんとなく長いほうがしっかりしている」と感じてしまいがちです。

企画書を読む社長が気にするのは、数字が正しいかと、何を決めればいいかなので、そこを先に観点にしておきます。

Claude:計算と式がいちばんくわしい

Claudeは、答えをチャットではなく文書の形で作り、表を使って、計算がいちばんくわしく書いてありました。

1〜2月の合計が560万円、平均並みなら1,090万円なので約530万円少ない、と式もすべて付いています。

Claudeが文書の形で書いた企画書。1〜2月の合計560万円、約530万円少ない、1件あたり約62万円(562÷9)と式つき
Claudeが文書の形で書いた企画書。1〜2月の合計560万円、約530万円少ない、1件あたり約62万円(562÷9)と式つき

窓・断熱の工事は1件あたり約62万円(562÷9)とも出していて、計算は合っていました。

「決まっていないこと」と「社長に相談したいこと」を分け、相談したいことは質問の形で書いてくれたのも、社長が答えやすい形です。

Gemini:いちばん長く、メモと違うことを書いた所があった

Geminiは3つの中でいちばん長く、言葉も少しかためで、メモと違うことを書いた所が2つありました。

費用や目標の件数のような数字は、ちゃんと【未確認】になっていました。

Geminiが書いた企画書。森さんが「稼働可能との確認済み」、スケジュールに「11月中:補助金調査の完了」
Geminiが書いた企画書。森さんが「稼働可能との確認済み」、スケジュールに「11月中:補助金調査の完了」

1つは森さんの所で、「1〜2月は屋内の工事であれば稼働可能との確認済み」となっていました。

メモにあるのは「手が空くと言っていた」だけで、確認済みとは書いていません。

もう1つはスケジュールの「11月中に、補助金調査の完了」で、これもメモにない日にちです。

5つの観点で付けた○と△

5つの観点で○・△・×を付けると、次のようになりました(2026年11月の撮影時。

1回やってみた結果)。

観点 ChatGPT Claude Gemini
1. メモの数字がそのまま ○ ○ ○
2. メモにない数字は【未確認】 ○ ○ △(メモにない日にち)
3. 計算と式 ○ ○(いちばんくわしい) ○
4. 決まっていないことがまとまっている ○ ○ ○
5. 社長が1分で読める ○(表2つで短め) ○ △(長い)

ふだん使っているAIが1つあれば、それで十分です。

2つ使えるなら、この記事の後半で紹介する「書いたAIとは別のAIに批判させる」に回すと、2つ目のAIがいちばん役に立ちます。

AIの企画書によくある失敗6つと、数字の点検のしかた

AIの企画書によくある失敗6つと、数字の点検のしかた

AIに企画書を書かせたときによくある失敗は、数字を作る、計算を間違える、補助金の名前と金額を出す、メモにない担当を決める、訂正を見落とす、言葉を取り違える、の6つです。

どれも見ためはちゃんとした企画書なので、読み流すと間違いに気づけません。

なので、数字はAI自身に表にさせて点検します。

よくある失敗6つ

今回のメモで起こりやすい形にすると、6つの失敗は次のとおりです。

  1. 数字を作る:「目標30件」「反響率0.3%」「チラシ代5万円」のような、メモにない数字がもっともらしく入る
  2. 計算を間違える:1・2月の平均は280万円で、1年の平均より265万円少ない。

    この265万円を2月の売上と取り違えやすい

  3. 補助金の名前と金額を出す:「〇〇補助金で最大〇〇万円」と、それらしく書いてくる。

    補助金は年によって中身が変わるので、国や市のページで確かめる

  4. メモにない担当を決める:「手が空くと言っていた」だけの森さんを、担当のように書く。

    今回のChatGPTとGeminiがこれでした

  5. 訂正を見落とす:メモの「はじめ5,000枚と書いたが、見積もりを見てから決める」を読み落として、「チラシ5,000枚」と書く
  6. 言葉を取り違える:ホームページから来たお客さんの「成約が月4件」を、「問い合わせが月4件」と書く

数字を表にさせる点検プロンプト(コピー用)

数字の点検は、企画書に出てくる数字を全部抜き出させて、メモにある・自分で計算した・メモにない、の3つに分けて表にしてもらう一言で頼みます。

たたき台を書いたのと同じチャットで、続けて送ってください。

■点検プロンプト(数字の点検。たたき台と同じチャットで続けて送る)

いま書いた企画書に出てくる数字を、全部抜き出して表にしてください。
列は「数字」「どこに書いたか」「メモにある/自分で計算した/メモにない」の3つ。
計算した数字には、計算の式も書いてください。

メモにない数字が見つかったら【未確認】に戻させ、計算した数字は式を見て自分で確かめます。

足し算と引き算くらいなら、電卓ですぐ確かめられます。

点検の結果と、数字でない間違いの直し方

ChatGPTの点検の表では、295万円・265万円・545万円は「メモにある」、250万円と280万円は「自分で計算した」で式つき、「メモにない数字」はなしでした。

今回は、プロンプトの決まりをちゃんと守ってくれていました。

ChatGPTの数字の点検の表。250万円と280万円は「自分で計算した」で式つき、ほかは「メモにある」
ChatGPTの数字の点検の表。250万円と280万円は「自分で計算した」で式つき、ほかは「メモにある」

ただ、森さんの所は数字ではないので、この表には出てきません。

数字でない間違いは、自分で読んで見つけ、一言送って直します。

■直しプロンプトD(メモにない担当が入っていたとき。同じチャット)

森さんは、この企画の担当ではありません。
メモのとおり「1〜2月は、屋内の工事なら手が空くと言っていた」とだけ書いて、担当にするかは「決まっていないこと」に入れてください。
直しプロンプトDのあとの企画書。森さんが担当者から外れ、「現場の状況」にメモのとおりの一文
直しプロンプトDのあとの企画書。森さんが担当者から外れ、「現場の状況」にメモのとおりの一文

送ると、森さんは担当者から外れて「現場の状況」にメモのとおりの一文が入り、「決まっていないこと」にも「森さんに、この企画の工事を担当してもらうか」が足されました。

今回は出てきませんでしたが、ほかの失敗が出たときに使う直しの一言も載せておきます。

( )の所は、画面に出た言葉に書きかえて送ってください。

■直しプロンプトA(メモにない数字が入っていたとき。同じチャット)

(目標30件)はメモにありません。
メモにない数字は、すべて【未確認】に戻してください。直した所の頭に「★」を付けてください。


■直しプロンプトB(計算が間違っていたとき。同じチャット)

(1・2月の平均と、1年の平均との差)の計算を、式を書いてもう一度やり直してください。
メモの数字(1月295万円、2月265万円、1年の平均は月545万円くらい)だけを使ってください。


■直しプロンプトC(補助金の名前や金額が出てきたとき。同じチャット)

補助金の制度の名前と金額は、消してください。
「【未確認】野口さんが調べている」と書いて、空けておいてください。

「チラシ5,000枚」のような訂正の見落としも、直しプロンプトAの( )に「チラシ5,000枚」と入れて送れば直せます。

抜けチェック|企画書の構成でよく入る6つの項目と比べる

抜けチェック|企画書の構成でよく入る6つの項目と比べる

数字の次は、企画書によく入る6つの項目と比べて、足りない所がないかをAIに見てもらいます。

企画書の構成の解説をいくつか見ると、数え方は解説によって違いますが、入れる項目はだいたい決まっているので、それと並べれば抜けが分かります。

企画書によく入る6つの項目

企画書によく入る項目を、ふだんの言葉で6つにまとめると次のとおりです。

  1. 何のためにやるか(目的)
  2. 今の困りごと(背景)
  3. 何をやるか(中身)
  4. いくらかかって、何が良くなるか(お金と効果)
  5. いつ・誰がやるか(日程と担当)
  6. うまくいかなかったときはどうするか

今回渡した見出し6つは、メモから書ける所に絞ってあるので、「何が良くなるか」と「うまくいかなかったとき」の見出しはありません。

正しく比べれば、この2つが足りないと出てくるはずです。

抜けチェックのプロンプト(コピー用)

抜けチェックのプロンプトでは、足りない項目を「メモで埋められる」か「社長と決めないと埋められない」かに分けさせ、最後にこちらに確かめたいことを3つまで質問してもらいます。

メモにないことを勝手に埋めさせず、質問の形で返してもらうためです。

■抜けチェックプロンプト(同じチャットで続けて送る)

いまの企画書を、企画書によく入る次の6つの項目と比べてください。
1. 何のためにやるか(目的)
2. 今の困りごと(背景)
3. 何をやるか(中身)
4. いくらかかって、何が良くなるか(お金と効果)
5. いつ・誰がやるか(日程と担当)
6. うまくいかなかったときはどうするか

・足りない項目と、書いてあるけれどうすい項目を挙げる
・それぞれ「メモで埋められる」か「社長と決めないと埋められない」かを書く
・足りない所を、勝手に埋めない
・最後に、足りない所を埋めるために、こちらに確かめたいことを3つまで質問する

AIが足りない所を「売上200万円アップ」のように勝手に埋めてきたときは、次の一言で戻します。

■抜けチェックの直し(足りない所を勝手に埋めていたとき。同じチャット)

埋めないで、足りない所として挙げるだけにしてください。
企画書の中身は、まだ変えないでください。

抜けチェックの結果

ChatGPTの抜けチェックでは、6つ目の「うまくいかなかったとき」が書かれていない、4つ目の「お金と効果」が不足、と出て、どちらも「社長と決めないと埋められない」に分けられていました。

チラシの費用、目標の件数と売上、値引きが、まだ決まっていないためです。

抜けチェックの答え。6項目の比較の表で、お金と効果は不足、失敗時の対応は書かれていない
抜けチェックの答え。6項目の比較の表で、お金と効果は不足、失敗時の対応は書かれていない

「メモで埋められる」とされたのは背景で、顧客Dさん・Eさんの相談を冬の需要の材料として書ける、という指摘でした。

足りない所を数字で埋めたりはせず、「対応策を決めつけず、決まっていないことに入れるのが適切」と書いてあります。

最後の質問は、目標の件数・売上・予算について、相談会の開き方について、成果が出なかったときの対応について、の3つで、ChatGPTでは選んで答えられる形で出てきました。

どれも答えはメモにないので、今回は答えずに「決まっていないこと」に入れておきます。

AIで壁打ち|社長の目でChatGPTに辛口で批判させる

AIで壁打ち|社長の目でChatGPTに辛口で批判させる

形が整った企画書は、同じチャットでAIに「お金と時間に厳しい社長」の役をしてもらい、辛口で批判させます。

役を決める、大事な順に5つまで、ほめなくていい、の3つを書いて頼むと、社長に出す前に、社長が言いそうな指摘を先に聞けます。

厳しく批判させる頼み方は3つ

厳しく批判させる頼み方は、役を決める、数を決める、ほめなくていいと書く、の3つです。

  1. 役を決める:最初は「お金と時間に厳しい社長」。

    実際に企画書を読む人の役にする

  2. 大事な順に5つまで:数を決めないと、細かい指摘がたくさん出てきて、どれから直せばいいか分からなくなる
  3. 「ほめる所は書かなくていい」:あわせて「どこが・なぜ・どう直すか」を1行ずつ書かせると、直し方まで分かってすぐ動ける

このように、AIに役を決めて反論や指摘を返してもらう使い方は、壁打ちとも呼ばれます。

「企画書にないことを、事実のように言わない」も入れておくと、批判の中で数字を作られにくくなります。

社長役のプロンプト(コピー用)

社長役のプロンプトは次のとおりで、たたき台を書いたのと同じチャットで続けて送ります。

■プロンプト2(社長の目で厳しく批判させる。同じチャットで続けて送る)

ここからは役を変えます。あなたは、お金と時間に厳しい社長です。
いま書いた企画書を、厳しく読んでください。

・問題点を、大事な順に5つまで
・1つずつ「どこが」「なぜ問題か」「どう直すか」を1行ずつ
・ほめる所は書かなくていい
・企画書にないことを、事実のように言わない

役を実際の社長に近づけたいときは、1行目のあとに、その人がいつも言うことを1行足します(動画では使っていません)。

■(おまけ)プロンプト2に足す1行

この社長は、会議でいつも「で、何件?」「人は足りるの?」と聞きます。

社長役の指摘5つ

ChatGPTの社長役は、最初からいきなり指摘で、ほめ言葉はありませんでした。

1つ目は「目標が決まっていない」で、何を達成すれば成功なのか分からず、お金をかける判断ができない、という指摘です。

ChatGPTの社長役の指摘。1. 目標が決まっていない、2. 費用と効果が見えない、3. 相談会を開く根拠が弱い
ChatGPTの社長役の指摘。1. 目標が決まっていない、2. 費用と効果が見えない、3. 相談会を開く根拠が弱い

2つ目は「費用と効果が見えない」、3つ目は「相談会を開く根拠が弱い」で、冬でも工事ができることと、相談会にお客さんが集まることは別の話だ、と言っています。

4つ目は「実行する日程と体制が不十分」で、森さんが工事を担当するかも決まっていない、という所です。

社長役の5つ目「失敗した場合の対応がない」と、結論の「この企画書のままでは、実施の承認は出せない」
社長役の5つ目「失敗した場合の対応がない」と、結論の「この企画書のままでは、実施の承認は出せない」

5つ目は「失敗した場合の対応がない」で、最後は「この企画書のままでは、実施の承認は出せない」と締めていました。

どれも、社長に出してから言われるより、出す前に聞けたほうがいい指摘です。

お客さん・銀行の目と、別のAIでも批判させる

お客さん・銀行の目と、別のAIでも批判させる

批判は1回で終わりにせず、お客さんの目と銀行の担当者の目で、あと2回やります。

誰が読むかで見る所がまったく変わり、社長はお金と目標、お客さんは分かりやすいか・頼みたくなるか、銀行は数字の根拠とお金の出入りを見るからです。

お客さんの目のプロンプトと指摘

お客さんの目は、「冬になると窓の結露が気になっているけど、リフォームはしたことがない、60代のお客さん」という役で頼みました。

ただ「お客さんの目で」と書くより、年れい、困っていること、リフォームをしたことがあるかまで書くと、そのお客さんが言いそうなことが出てきやすくなります。

■プロンプト3(お客さんの目。同じチャットで続けて送る)

今度は、役を変えます。あなたは、この会社の近くに住む60代のお客さんです。
冬になると窓の結露が気になっていますが、リフォームはしたことがありません。
この企画のチラシと相談会の案内を受け取ったつもりで、企画書を読んでください。

・「これだと申し込まない」と思う所を、大事な順に3つまで
・1つずつ「どこが」「なぜ申し込まないか」「どうなっていたら申し込むか」を1行ずつ
・ほめる所は書かなくていい
60代のお客さん役の指摘。1. いくらかかるのか分からない、2. 相談会の日時・場所・申し込み方法が分からない
60代のお客さん役の指摘。1. いくらかかるのか分からない、2. 相談会の日時・場所・申し込み方法が分からない

お客さんの指摘は、「いくらかかるのか分からない(高い工事を勧められそうで不安)」「相談会の日時・場所・申し込み方法が分からない(電話で予約するのか、直接行っていいのかも分からない)」「結露が本当に改善するのか分からない」の3つでした。

社長の目では出てこなかった、受け取る側の不安です。

銀行の担当者の目のプロンプトと指摘

銀行の担当者の目は、メモに「社長は1月に、冬のお金のやりくりのことで銀行の担当者と会う。

この企画も見せるかもしれない」とあるので、お金を貸す側の目でも読んでもらうために頼みました。

■プロンプト4(銀行の担当者の目。同じチャットで続けて送る)

今度は、役を変えます。あなたは、この会社と付き合いのある銀行の担当者です。
社長から「冬のお金のやりくりの相談」と一緒に、この企画書を見せられたつもりで読んでください。

・「この企画書では判断できない」と思う所を、大事な順に3つまで
・1つずつ「どこが」「なぜ判断できないか」「何を書き足せばいいか」を1行ずつ
・ほめる所は書かなくていい
・企画書にない数字を、事実のように言わない
銀行の担当者役の指摘。1. 冬の資金繰りが分からない、2. 企画にかかる費用と資金の回収時期が分からない
銀行の担当者役の指摘。1. 冬の資金繰りが分からない、2. 企画にかかる費用と資金の回収時期が分からない

銀行の担当者の指摘は、「冬の資金繰りが分からない(いつ、いくらお金が足りなくなるのか)」「費用と、お金が戻ってくる時期が分からない」「売上が良くなる見込みと、その根拠が分からない」の3つでした。

同じ企画書でも、社長・お客さん・銀行で見つかる穴が違うので、大事な企画書ほど2〜3人分の目で読ませてみてください。

書いたAIとは別のAIに批判させる

書いたAIとは別のAIに批判させると、それまでの会話を知らない、まっさらな目で読んでもらえます。

同じチャットで批判させると、AIは自分で書いた企画書を読むことになるからです。

やり方は、ChatGPTの企画書(森さんの所を直したあと)をコピーして、Claudeの新しいチャットに次の文と一緒に貼って送るだけです。

■プロンプト2b(書いたAIとは別のAIに批判させる。別のAIの新しいチャット。この文の下に企画書を貼って、1回で送る)

あなたは、お金と時間に厳しい工務店の社長です。
下の企画書は、営業の担当者が書いたものです。厳しく読んでください。

・問題点を、大事な順に5つまで
・1つずつ「どこが」「なぜ問題か」「どう直すか」を1行ずつ
・ほめる所は書かなくていい
・企画書にないことを、事実のように言わない

(ここに企画書を貼る)
ChatGPTの企画書をClaudeに貼って社長役で読ませた答え。目標と費用が全部【未確認】、売上が立つのは3月以降かもしれない
ChatGPTの企画書をClaudeに貼って社長役で読ませた答え。目標と費用が全部【未確認】、売上が立つのは3月以降かもしれない

Claudeの1つ目は「目標と費用が全部【未確認】で、やる価値があるか判断できない」で、ChatGPTの社長役と同じ指摘でした。

2つのAIが同じ所を指摘したら、本当に直したほうがいい所です。

直し方はもう一歩ふみこんでいて、「1件あたり約62万円の実績を使って、何件・何万円を取り返すか、高橋が案を出すこと」と、社長に聞く前に自分で案を出すように言っています。

ChatGPTになかった指摘も2つありました。

「1〜2月に相談を受けていたら、売上が立つのは3月以降になるかもしれない」という工事とお金が入る時期の話と、「顧客Dさん・Eさんの、今すぐ取れるかもしれない案件が、相談会の準備の後ろに並んでいる」という話です。

立場を変える、AIを変える、のどちらも、穴を見つける目を増やすやり方です。

(おまけ)現場の職人の目のプロンプト

動画では使っていませんが、現場が回るかを見てもらいたいときは、職人の目で読ませるプロンプトも使えます。

同じチャットで続けて送ってください。

■(おまけ)プロンプト4b(現場の職人の目。同じチャットで続けて送る)

今度は、現場の職人の目で、この企画書を読んでください。
1〜2月に、この企画を本当に回せるか。現場で困りそうなことを、3つまで挙げてください。

雪の日の移動や、窓の部品の取り寄せにかかる日数、現地調査が重なったときの段取りのように、営業の目では見落としやすい所を挙げてもらうための頼み方です。

出てきた指摘が本当かどうかは、現場の人に確かめてください。

指摘は全部直さず、取り入れる3つを自分で選ぶ

指摘は全部直さず、取り入れる3つを自分で選ぶ

AIの指摘は全部直さず、取り入れるものは人が選んで決めます。

今回は指摘が全部で10個以上出ましたが、AIの指摘には正しいものもあれば、会社の事情を知らないから出てくるものもあるからです。

選ぶときは「今すぐ書き足せるもの」から

選ぶときのコツは、今すぐ企画書に書き足せるものから選ぶことです。

今回は、社長の1番「目標が決まっていない」、お客さんの2番「日時・場所・申し込み方法が分からない」、銀行の3番「見込みと根拠が分からない」を取り入れました。

どれも中身は社長と決めることですが、「何を決めるか」は、今すぐ企画書に書いておけます。

見送った指摘も消さずに、メモに残しておきます。

社長に出すときに「こういう指摘もありましたが、今回は見送りました」と言えると、話が早くなります。

選んで直させるプロンプト(コピー用)

選んで直させるプロンプトでは、取り入れる指摘を立場と番号で書き、直した所に「★」を付けてもらいます。

( )の数字は、自分が選んだ番号に書きかえてください。

■プロンプト5(選んで直させる。同じチャットで続けて送る)

社長の指摘の(1)、お客さんの指摘の(2)、銀行の指摘の(3)を取り入れて、企画書を直してください。
ほかの指摘は、今回は見送ります。
直した文の頭に「★」を付けて、どこを直したか分かるようにしてください。
メモにない数字は、今までどおり【未確認】のままにしてください。

別のAIに批判させた分(今回はClaude)を取り入れたいときは、その指摘の文をコピーして、このプロンプトの下に貼れば同じように直せます。

★の所の直り方

直した企画書には「今回の売上改善目標とその根拠」が★付きで足され、目標の件数と売上は【未確認】のまま、根拠は窓・断熱の年間9件・562万円と、ホームページからの成約を参考にする、と書かれていました。

選んだ指摘で直した企画書。★今回の売上改善目標とその根拠が足され、目標成約件数・目標売上は【未確認】のまま
選んだ指摘で直した企画書。★今回の売上改善目標とその根拠が足され、目標成約件数・目標売上は【未確認】のまま

お客さん向けには、開催日・時間、場所、申し込み方法、予約が必要か、が全部【未確認】で並び、「決まっていないこと」にも★付きで2つ入りました。

最後には「見送ると指定された指摘については、追加していません」とも書いてあり、頼んでいない所は勝手に増えていませんでした。

ChatGPTでパワポのスライドと話す原稿を作る

ChatGPTでパワポのスライドと話す原稿を作る

企画書ができたら、ChatGPTにスライドの構成と話す原稿を作ってもらい、PowerPointに入れます。

PowerPointを開いて一から作らなくても、見出しと箇条書きと原稿がそろった状態から始められます。

プレゼン資料の作成をAIに頼む4つの決まり

プレゼン資料の作成をAIに頼むときは、次の4つの決まりを書いておきます。

  1. スライドは7枚まで。

    1枚目は題名、最後は「決めてほしいこと」

  2. 1枚に言いたいことは1つ。

    見出しは20字まで、箇条書きは3つまで

  3. 話す原稿は、1枚につき40秒〜1分。

    話し言葉で書いてもらう

  4. 【未確認】は、スライドでも【未確認】のまま残す(スライドにしたとたんに、数字が埋まってしまうことがあるため)
■プロンプト6(スライドの構成と話す原稿。同じチャットで続けて送る)

直した企画書を、社長に5分で説明するためのスライドにします。
スライドの構成と、話す原稿を作ってください。

・スライドは7枚まで。1枚目は題名、最後は「決めてほしいこと」
・1枚に言いたいことは1つ。見出しは20字まで、箇条書きは3つまで
・話す原稿は、1枚につき40秒〜1分で読める長さ。話し言葉で
・【未確認】の所は、スライドでも【未確認】のまま残す
・表の形で「枚目」「見出し」「箇条書き」「話す原稿」の列にする
ChatGPTが作ったスライドの構成と話す原稿の表。全6枚・約5分、1枚目は「冬季売上対策のご提案」
ChatGPTが作ったスライドの構成と話す原稿の表。全6枚・約5分、1枚目は「冬季売上対策のご提案」

出てきたのは全部で6枚、約5分の構成でした。

1枚目が「冬季売上対策のご提案」、2枚目が「冬の売上が落ちている」で、月平均545万円、1月295万円、2月265万円。

5枚目の「目標と費用は未確定」では、目標の件数もチラシの費用も補助金も【未確認】のまま残り、最後の6枚目が「決めてほしいこと」でした。

話す原稿の列には、「1月は295万円、2月は265万円まで下がっています」のように、そのまま読める文が入っていました。

やり方①:AIにPowerPointのファイルを作ってもらう

PowerPointに入れるいちばん楽なやり方は、AIにPowerPointのファイル(.pptx)を作ってもらうことです。

このとき「文字は画像にしないで、あとから直せる文字のまま入れて」と書いておきます。

■プロンプト7(PowerPointのファイルにする。同じチャットで続けて送る)

このスライドの構成を、PowerPointのファイル(.pptx)にしてください。
・1枚に、見出しと箇条書きを入れる
・話す原稿は、それぞれのスライドのノートの欄に入れる
・文字は画像にしないで、PowerPointであとから直せる文字のまま入れる
・飾りは少なめ。文字は大きめ
プロンプト7を送ったあとの答え。「PowerPointファイルを作成しました」と、全6枚のファイル
プロンプト7を送ったあとの答え。「PowerPointファイルを作成しました」と、全6枚のファイル

少し待つと「PowerPointファイルを作成しました」と出て、全6枚のファイルができました。

ChatGPTの画面のプレビューでは、1枚目が題名、2枚目が冬の売上、3枚目が窓・断熱の工事、6枚目が「決めてほしいこと」と、見出しと箇条書きが1枚ずつ入っています。

ChatGPTの画面のスライドのプレビュー。3枚目「窓・断熱工事に注目」
ChatGPTの画面のスライドのプレビュー。3枚目「窓・断熱工事に注目」

ChatGPTの答えでは、話す原稿は各スライドの発表者ノートに入っていて、見出しと箇条書きもPowerPointで直せる文字で入れた、と書かれていました。

僕はこの撮影ではファイルをダウンロードしていないので、ノートの中身はPowerPointでは確かめていません。

使うときは、開いてノートに原稿が入っているかを一度見てください。

ファイルの中身が画像になっていて文字が直せなかったときは、同じチャットで次の一言を送ります。

■直しプロンプトE(ファイルの文字が画像で、直せなかったとき。同じチャット)

文字は画像にしないで、PowerPointで直せる文字のまま入れてください。
見出し・箇条書き・ノートの話す原稿は、すべて文字で入れてください。

やり方②:PowerPointのアウトライン表示に入れる

AIでファイルが作れなかったときは、見出しと箇条書きを、PowerPointのアウトライン表示に1行ずつ入れます。

手順は次のとおりです。

  1. PowerPointで新しいプレゼンテーションを開き、「表示」から「アウトライン表示」にする
  2. 左のアウトラインの所に1枚目の見出しを入れて、Enterを押す
  3. Tabで1段下げて、箇条書きを1行ずつ入れる(1行ごとにEnter)
  4. 次の見出しは、Shift+Tabで1段上げてから入れる
  5. 2〜4をくり返して、6枚分を入れる
  6. 「標準」の表示に戻して、1枚ずつ見る
PowerPointのアウトライン表示。見出しと箇条書きを1行ずつ入れて、6枚に分かれた
PowerPointのアウトライン表示。見出しと箇条書きを1行ずつ入れて、6枚に分かれた

見出しのたびにShift+Tabで段を上げると、見出しごとに1枚ずつのスライドに分かれていき、6枚になりました。

まとめて貼った失敗。1枚目の題名の枠に、6枚分の見出しと箇条書きが全部入った
まとめて貼った失敗。1枚目の題名の枠に、6枚分の見出しと箇条書きが全部入った

見出しと箇条書きを全部まとめて1回で貼ると、1枚目の題名に全部入ってしまいます。

試しにまとめて貼ってみたら、1枚目の題名の枠に6枚分の文字が詰まりました。

見出しと箇条書きの段を、1行ずつ分けて入れるのがポイントです。

標準の表示に戻したPowerPoint。5枚目「目標と費用は未確定」で、目標件数・チラシ費用・補助金は【未確認】
標準の表示に戻したPowerPoint。5枚目「目標と費用は未確定」で、目標件数・チラシ費用・補助金は【未確認】

標準の表示に戻して1枚ずつ見ると、題名から「決めてほしいこと」まで、ちゃんとスライドになっていました。

この入れ方だと話す原稿は入らないので、原稿はプロンプト6の表から、各スライドのノートに自分で貼ります。

やり方③:Googleスライドで開く

Googleスライドを使っている方は、できたPowerPointのファイルをGoogleドライブに入れて、Googleスライドで開いて直す、という使い方もあります。

僕はこの撮影ではGoogleスライドで開くところまでは試していないので、レイアウトや文字の崩れがないかは、開いたときに確かめてください。

どのやり方でも、工事の写真、会社のロゴ、地図のような実物はAIに任せず、自分で差し替えます。

数字が企画書と同じかどうかも、最後に自分の目で確かめてください。

聞かれそうな質問と答え方も作らせる

説明の準備として、社長から聞かれそうな質問と、その答え方もAIに作ってもらいます。

ここまでにもらった抜けチェックの質問と、社長・お客さん・銀行の指摘が、そのまま「聞かれそうな質問」になるからです。

■プロンプト8(聞かれそうな質問と答え方。同じチャットで続けて送る)

このスライドで社長に説明したあと、聞かれそうな質問を5つと、その答え方を書いてください。
・抜けチェックの質問と、社長・お客さん・銀行の指摘を、質問の形にしてよい
・答えが【未確認】のものは「まだ決まっていません。◯◯が分かったら決めます」のように、正直に答える形にする
・メモにない日にちや数字は作らない
聞かれそうな質問と答え方。1つ目は「結局、何件受注して、いくら売上を増やすつもりなの?」
聞かれそうな質問と答え方。1つ目は「結局、何件受注して、いくら売上を増やすつもりなの?」

1つ目の質問は「結局、何件受注して、いくら売上を増やすつもりなの?」で、2つ目の「チラシにいくらかかるの?」には、「12月4日に見積もりが出る予定なので、その金額を確認してから決めたい」という答え方が付いていました。

5つ目には、銀行の指摘から「冬の資金繰りは本当に良くなるの?」も入り、メモにない日にちや数字は、答えの中にも入っていませんでした。

まとめ

まとめ

やりたいこと やること
メモから企画書のたたき台を作る 見出し6つと「メモにない数字は【未確認】」を書いて頼む(プロンプト1)
数字の作り話・計算の間違いを見つける 数字を全部抜き出させて表にする(点検プロンプト)。数字でない間違いは一言で直す(直しA〜D)
足りない項目を見つける 企画書によく入る6つの項目と比べさせ、質問で返してもらう(抜けチェック)
社長に出す前に穴を見つける 社長・お客さん・銀行の役で、数を決めて、ほめなくていいと書く(プロンプト2〜4)。別のAIにも読ませる(プロンプト2b)
指摘を反映する 取り入れる指摘を自分で選び、★を付けて直させる(プロンプト5)
スライドと話す原稿にする 7枚まで・1枚1つ・原稿は1分・【未確認】はそのまま(プロンプト6)。PowerPointへはファイルかアウトライン表示(プロンプト7)
説明の準備をする 聞かれそうな質問と、正直な答え方を作らせる(プロンプト8)

企画書をAIで作るときは、見出しを渡して、メモにない数字は【未確認】と書かせ、数字は表で、抜けは6つの項目と比べて点検し、最後に立場を変えて厳しく批判させます。

直すのは自分で選び、スライドと話す原稿にしたら、写真の差し替えと数字の確かめだけは自分の目で行ってください。

同じ流れは、企画書のほかにもそのまま使えます。

お客さんへの提案書なら批判役は「そのお客さん本人」と「ご家族」、社内の改善の案なら「忙しい現場の人」と「事務の人」、新しいサービスの案内なら「初めてのお客さん」と「よそと比べているお客さん」、年明けの計画なら「社長」と「銀行の担当者」です。

まずは、自分が今書いている企画のメモを1つ選んで、プロンプト1の下に貼ってたたき台を書かせ、社長役のプロンプト2で厳しく読ませてみてください。

参考にした情報:

AI活用
スポンサーリンク
ブログ管理人
さっとが

事務も自分でやる小規模事業者・個人事業主の方へ。
メール・議事録・Excel・資料づくりを、AIで今日から短くする小技を毎日出しています。

フォローはお気軽に!
タイトルとURLをコピーしました