ブログやサイトを作成するに当たり、ロングテールキーワードはGoogleからのアクセスやコンバージョンを増やす重要な戦略です。
戦略的にキーワード選定をして記事を作成すると、SEO的メリットも得ることができます。
そこで今回は『ロングテールキーワードの選び方』や『キーワード探しに便利なツール』を紹介していきます。
ぜひ、今後の記事作成の参考にしてみてください。
ロングテールキーワードとは?
ロングテールキーワードとは、2~4個以上の組み合わせで構成された検索キーワードのことを言います。
細かい検索キーワードをグラフ化すると長いしっぽのように見えるため、ロングテールキーワードと呼ばれるようになりました。
ちなみに、検索キーワードは主に「ビッグキーワード」「ミドルキーワード」「ロングテールキーワード」の3つに分けられます。
その違いがこちらです。
種類 | キーワード例 | 検索ボリュームの目安 |
---|---|---|
ビッグキーワード | SEO | 1ヵ月で10,000回以上 |
ミドルキーワード | SEO 対策 | 1ヵ月で1,000回~10,000回 |
ロングテールキーワード | SEO 対策 自分で | 1ヵ月で1,000回未満 |
ビッグキーワードやミドルキーワードと比較してみると、ロングテールキーワードは検索ボリュームが小さいのが特徴です。
あくまでも目安ですが、月間検索ボリュームが1,000回未満の検索ワードならロングテールキーワードと考えて良いでしょう。
Google検索で2語~4語の単語を入力している場合、ロングテールキーワードになっている場合が多いです。
ロングテールキーワードのSEO的メリット
SEO対策を行うに当たり、ビッグキーワードよりも検索意図が具体的で明確なロングテールキーワードは欠かせません。
ロングテールキーワードのSEO的メリットは次の3つです。
- 複数の組み合わせのキーワードを狙っている競合が少ないため、比較的上位表示しやすい
- ペルソナに合ったキーワードを選定してコンテンツ化すれば、ユーザーにしっかりとアピールできる
- 「購買意欲の高い人がアクセスする」「検索意図に合わせた記事を作りやすい」という理由で、コンバージョン率が高くなる
ロングテールSEOと呼ばれる施策では、検索ボリュームの小さいキーワードからコンテンツ化し、少しずつ大きな検索ボリュームも加えてボトムアップしていきます。
一つひとつの検索回数は少なくても、ニッチなキーワード全体で見るとビッグキーワードを上回ることもあるでしょう。
コンバージョン率が高くなって結果が出やすくなるのもロングテールキーワードのSEO的メリットです。
ロングテールキーワード探しに便利なツール
ここではロングテールキーワード探しに便利なツールを2つご紹介していきます。
ラッコキーワード
ラッコキーワード(旧関連キーワードツール)は、誰でも無料で使えるキーワードリサーチツールです。
ラッコキーワードの公式サイトにアクセスし、検索窓にキーワードを入力すれば、一瞬でキーワードリサーチに必要な情報を集めてくれますよ。
2語~4語の組み合わせの検索ワードも一覧で表示されますので、ロングテールのキーワード探しにピッタリです。
Googleサジェストが表示されたら上部メニューの「全キーワードコピーのボタンをクリックし、次で解説するキーワードプランナーに貼り付けると月間平均検索ボリュームを確認できます。
ラッコキーワードの使い方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
キーワードプランナー
キーワードプランナーとは、GoogleがAdWords広告主向けに提供しているツールです。
他のキーワードツールとは違い、キーワードプランナーには次の3つのメリットがあります。
- 対象キーワードの検索需要を把握できる
- 対象キーワードの競合性や競合他社の多さがわかる
- 集客力の高いキーワードか否かの判断ができる
コンテンツ作成のためのキーワードを見つけたり月間検索数をチェックしたりできますので、キーワードプランナーはSEO対策には欠かせません。
ロングテールキーワードの選び方【具体例】
ロングテールキーワードの選び方の前に、まずはブログのテーマやジャンルを決めることから始めましょう。
例えば、副業に関するブログを作りたいなら、「副業」が全体のキーワードで、なるべくそれ以外の関係のない記事を書かないようにするのがポイントです。
Googleで「副業」と検索してみると、次のような関連キーワードが表示されます。
- 副業 在宅
- 副業 確定/申告
- 副業 バレない
- 副業スマホ
- 副業 英語
- 副業 バイト
- 副業 年末調整
- 副業とは
- 副業ランキング
キーワードの候補が決まった後は、ラッコキーワードを使って新しいキーワードを見つけてみましょう。
「副業 在宅」であれば、「副業 在宅 データ入力」「副業 在宅 主婦」など、具体的なロングテールキーワードを探せます。
そして、このロングテールキーワードの検索ボリュームをGoogleキーワードプランナーでチェックして、需要があるかどうかも確認しておきましょう。
メインキーワードから順を追ってロングテールキーワードを決めて記事を作成すると、ブログのテーマ性の統一感を持たせられます。
まとめ
今回は『ロングテールキーワードの選び方』や『キーワード探しに便利なツール』を紹介してきました。
検索ボリュームが少ないのにも関わらず、ロングテールSEOには絶大な効果があります。
記事作成用のロングテールキーワードをストックしておけば、日々の記事作成も捗りますので、ぜひ時間のある休日などを利用して、まとめて探してみてくださいね。