ベットとベッドの違い!ぐっすりの語源とは?
9月3日は「ぐっ(9)すり(3)」の語呂合わせで、全日本ベッド工業会が制定した「ベッドの日」です。
「ベッド」は「ベット」と呼ばれますので、その違いが気になりますよね?また、「ぐっすり」の語源は一体何なのでしょうか?
今回はその2つについて解説していきます。
この記事の目次
ベッドとベットの違い
ベットはドイツ語
ベッドは奈良時代以前に中国から伝わりましたが、平安時代に畳が出現したため一般的には広まりませんでした。
そして、明治以降に欧米式の生活スタイルが広まっていく中で、再びベッドが海外から伝わってきましたが、当時も一般的ではなく、主に医療現場などで使われいたそうです。
医学用語はドイツ語が使われることが多く、ドイツ語でベッドは「bett」と書くため『ベット』という呼び方が広まったと言われています。
ベッドは英語
英語でベッドは「bed」と書くため、『ベッド』という呼び方は英語からきているようです。
戦後には日本にもさらに欧米式の生活スタイルが広まりましたし、また英語教育も浸透してからは「ベッド」と呼ぶ方が多くなったようです。
どっちも正解?
つまり『ベッド』と『ベット』は語源が違うだけで、どちらも意味は一緒で正しいということになります。
ただし、最初にお伝えした「全日本ベッド工業会」「ベッドの日」。さらに「パラマウントベッド」「フランスベッド」「ドリームベッド」「日本ベッド」など、国内の有名なベッドメーカーも社名には『ベッド』を使っています。
なので、どちらかと言えば、現在は『ベッド』という呼び方のほうが一般的なのかもしれませんね。
ちなみに僕は物心がついた時から「ベット」と呼んでいたので、今さら『ベッド』と呼ぶのはかなり言いづらいです(^^;)
ぐっすりの語源
good sleepの略説
『ぐっすり』は英語の「good sleep(グッドスリープ)」が語源になっているという説があります。
日本語と英語ですが同じような意味ですし、実際に発音すれば「グッスリ」と聞こえそうなので、この説には信憑性も感じられますね。
江戸時代から使われていた!?
ただし、『ぐっすり』という言葉は江戸時代の書物にすでに書かれていたようです。
現代なら「good sleep」が語源もありえますが、江戸時代は日本が鎖国していた時代なので「good sleep」が語源とは考えにくいですよね。
眠くなってウトウトしていると崩れ落ちるようにガクンとなることがありますが、この「崩れ落ちる」が変化して『ぐっすり』という言葉が生まれたとも言われています。
まとめ
「ベット」はドイツ語、「ベッド」は英語が語源で、意味は一緒で違いはありませんが、現在は『ベッド』という呼ばれ方が一般的です。
また、『ぐっすり』は「good sleep」が語源という説もありますが、「崩れ落ちる」が変化して江戸時代から使われていたとも言われています。
ただし、「崩れ落ちる」がどう変化すれば『ぐっすり』になるのかは不明です(^^;)