「体勢」と「姿勢」の意味の違い!微妙に違う使い分け方法とは?

「体勢」と「姿勢」の意味の違い!微妙に違う使い分け方法とは?

「体勢」と「姿勢」はどちらも体の構えを意味する言葉ですが、完全に同じではなく、微妙に違いもあります。

もちろん置き換えて使っても自然な場合はありますが、中には不自然になってしまうこともあるのです。

そこで今回は「体勢」と「姿勢」の意味の違いについて解説していきます。

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「体勢」と「姿勢」の意味

「体勢」と「姿勢」の意味を調べてみると、このように書かれていました。

    【体勢】

  • からだの構え。姿勢。「崩れた―を立て直す」
    【姿勢】

  • からだの構え方。また、構え。かっこう。「楽な―で話を聞く」
  • 心構え。態度。「政治の―を正す」

出典:goo辞書

「体勢」の解説の中には「姿勢」という言葉が書かれていますが、「姿勢」の解説の中には「体勢」という言葉は入っていません。

これはつまり、「姿勢」には「体勢」の意味も含まれているということです。

ですから「体勢」を「姿勢」と置き換えても不自然になることは少ないですが、「姿勢」を「体勢」に置き換えると、不自然になってしまうことが多々あります。

そこで次からは、その具体例について解説していきます。

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「体勢」と「姿勢」の一番の違い

「体勢」と「姿勢」の一番の違いは、「体勢」は体の構えだけを意味しているのに対し、「姿勢」は『心構え・態度』という意味でも使われていることです。

  • 積極的な姿勢で会議に参加する
  • 修正案に柔軟な姿勢を見せる
  • 従来の姿勢を改める

これらの例文の「姿勢」は、体の構えではなく、心構え態度を意味しています。

ですから、この「姿勢」を「体勢」に置き換えると、意味が通じなくなってしまうのです。

「体勢」と「姿勢」の微妙な違い①

『体の構え』という意味で使われている場合は、「体勢」と「姿勢」、どちらを使っても大丈夫なケースは多くあります。

  • 楽な体勢/姿勢
  • 寝ている時の体勢/姿勢
  • 体勢/姿勢が崩れる

しかし、全てがそうとは限りません。

例えば、猫背の方なら誰しも一度は「姿勢を正しなさい」と言われたことがあるでしょう。しかし「体勢を正しなさい」と言われたことはないですよね?

同じように、背筋を伸ばして胸を張った「良い姿勢/きれいな姿勢」とは言いますが、「良い体勢/きれいな体勢」とは言いません。

ですから、座っている時・立っている時・歩いている時、『背筋が伸びて胸を張っている状態かどうか』の場合に使うのは「姿勢」だけです。

「体勢」と「姿勢」の微妙な違い②

では、逆に「体勢」だけを使う場面はないのでしょうか?

実は一つだけあります。

例えば、相撲などの格闘技で「得意(有利)な体勢に持ち込みました」と、解説の方が言うことがありますよね?

「姿勢」でも意味が通じないわけではありませんが、「得意(有利・不利)な姿勢」という表現は、あまり聞くことはありません。

ですから、相撲・柔道・レスリングなどで「どういう組み方になっているか?」の場面では『体勢』が適していると考えられます。

まとめ

今回は「姿勢」と「体勢」の違いについて解説してきました。

どちらも体の構えを意味する言葉ですが、「姿勢」には『心構え・態度』という意味もあるのが一番の違いです。

また、同じ体の構えでも微妙に使われる場面が異なることもあります。

ただし、あまり多くはありませんので、「良い・悪い・きれいな」の場合は『姿勢』、「得意な・有利な・不利な」の場合は『体勢』と覚えておくと理解しやすいでしょう。

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