大相撲の三役について!「これより三役」との違いとは?

大相撲の三役について!「これより三役」との違いとは?

大相撲の三役という地位はちょっと分かりづらいですよね。

三役は平幕とは違うはずなのに、千秋楽の「これより三役」には平幕力士が登場することもありますので、その辺が特に分かりにくく感じている方も多いと思います。

今回は三役の人数や条件、「これより三役」との違いなどについて詳しく解説していきます。

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大相撲の三役について

三役とは?

大相撲の三役とは「大関・関脇・小結」のことです。

番付の最高位は横綱ですが、かつては横綱という地位がなく、最高位は大関だったため、三役に横綱は含まれていません。

また、三役の中でも大関に昇進するには厳しい条件があるため、大関は別格とされています。
⇒ 大相撲の大関昇進の条件について解説!なぜあの大関は昇進できたのか?

そのため現在では、三役と言えば関脇と小結だけを指すことも多くなっています。

三役の人数や条件は?

大相撲では横綱は不在でも問題はありませんが、「大関・関脇・小結」の三役は、毎場所東西に一人ずつ配置しなければならないと言われています。

ただし、大関の昇進には条件があるため、かつては全くいない、もしくは一人しかいない場所もありました。

その際には横綱の一人を「横綱大関」として、待遇は横綱のままで、番付上は大関とする措置が取られたこともあったようです。

しかし、近年では昭和57年1月場所が3横綱1大関でしたが、この時は東の横綱が千代の富士、西に北の湖、張り出しに若乃花、大関は琴風一人だけとなっています。

以来、大関が2人未満になったことはありませんので、今後そういう状況になった場合は、協会がどういう判断をするのか注目されることでしょう。

また、関脇と小結に関しては、小結で勝ち越せば関脇、平幕上位で勝ち越せば小結というのが一応の目安ですが、特に昇進の条件はありません。

昇進できるかどうかは平幕からの延長戦上にあり、自分の成績だけでなく、周りの力士の成績によっても大きく変わってしまいます。

小結で10勝5敗という好成績で勝ち越したのに、関脇2名も勝ち越したために、関脇に昇進できなかった力士もいます。

逆に、上位陣が総崩れしたために、前頭5枚目で9勝6敗の勝ち越しで関脇に昇進できた力士もいます。

かつては関脇が3人以上になる場所もあったようですが、最近の番付を見る限りでは、関脇と小結は東西に一人ずつしか置かないようです。
(※カド番の大関が負け越して降格した時は、関脇が3人になることがあります)
参照:大関から陥落した力士のその後!復帰できたのは何人いるの?

なので、関脇・小結に昇進できるかどうかは、運もあると言えるでしょう。

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「これより三役」について

平幕力士なのに三役?

かつて横綱という地位がなく、大関・関脇・小結が一人ずつ配置されていた時代には、千秋楽の最後の取組3番は、それぞれ大関同士・関脇同士・小結同士の対戦となっていました。

しかし、現在は横綱という地位があり、大関も2人以上いることが珍しくはありませんので、大関であっても『これより三役』の土俵に上がれないことがあります。

逆に、平幕力士でも上がることができるのは、場所中に休場してしまう力士がいるためです。

取組を決めている審判委員の親方も、最初から「今場所はこの平幕力士を『これより三役』に出そう」なんて考えているわけではありません。

誰が休場するかは予想ができませんので、千秋楽には上の番付の力士から順番になるよう、日々の取組を話し合って決めています。

しかし、三役以上の力士は総当たりになるよう取組が組まれますが、大体千秋楽前にすでに対戦しているため、特に場所後半で三役以上に休場力士が出た場合は、その場所で好成績を残している平幕力士が選ばれることがあるわけです。

ですから『これより三役』の土俵に上がった平幕力士にとっては、その場所活躍した力士として認められた証とも言えるでしょう。

ちなみに、これまで平幕力士が選ばれたことは何度もありますが、平成18年5月場所では、西前頭11枚目の把瑠都が新入幕力士としては33年ぶりに務めました。

また、この時の把瑠都は初土俵からわずか13場所目で、『これから三役』の土俵に上がった力士としての最短初登場記録となっています。

三役揃踏み

「これより三役」の取組前には、東西それぞれの力士3名ずつが一緒に土俵に上がり、扇の形になって四股を踏みますが、これを『三役揃い踏み』(さんやくそろいぶみ)と言います。

また、扇は真ん中の位置を『要』(かなめ)と言いますが、東西では要の位置が逆になります。

東方は正面から見て、左前に小結、右前に関脇、要(後ろ)に大関。西方は正面から見て、要(前)に小結、右後ろに関脇、左後ろに大関となります。
※ここでは「小結=結びの2番前の取組をとる力士」「関脇=結びの1番前」「大関=結び」という意味です。

千秋楽はどの取組も盛り上がりますが、この時は「いよいよ残り3番を残すのみ」ということで、会場はより一層盛り上がります。

『三役揃い踏み』が見られるのも千秋楽だけですので、ぜひ注目してみてくださいね。

まとめ

今回は大相撲の三役と「これより三役」の違いなどについて解説してきました。

つまり、通常「三役」と言った場合には、番付の(大関)・関脇・小結を指しますが、「これより三役」は千秋楽の最後の取組3番という違いです。

また、取組は休場力士による都合もあるため、「これより三役」には平幕力士も登場することがある、ということを理解しておきましょう。

ちなみに、三役と平幕の違いは給料だけでなく、親方になるための条件にも関わってきますので、よろしければこちらも参考にしてみてくださいね。
⇒ 大相撲の力士の気になる給料は?
⇒ 相撲の親方になる条件について!

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