相撲の仕切りの回数について!制限時間に隠された大人の事情とは?

相撲の仕切りの回数について!制限時間に隠された大人の事情とは?

「さっきは仕切りが3回だったのに、今度は4回になっている気がする。」

相撲を見ていると、こんな風に思うことがありますよね?

それもそのはず。実は相撲の仕切りの回数は決まっていません。決まっているのは回数ではなく時間で、これを制限時間と言います。

そこで今回は、相撲の仕切りの回数と制限時間の関係について解説していきます。

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相撲の仕切りの回数は?

制限時間は幕下以下が2分、十両が3分、幕内が4分となっており、この時間中は両力士が仕切りを繰り返しています。

目安としては、幕下以下は仕切りを1回行うと制限時間いっぱいとなり、2回目の仕切りで立ち合いとなります。

また、十両以上になると土俵上の所作が増えますので、十両は制限時間が3分ありますが、大体は2回目の仕切りで立ち合いとなります。

そして、幕内に関しては2回だったり、3回だったり。多い時には4回目で立ち合いになることもあります。

ですから「仕切りの回数が増えたんじゃない?」と思ってしまうのも、あながち間違いではありません。

では、なぜ同じ幕内でも、このように仕切りの回数が変わってしまうのでしょうか?

幕内の仕切りの回数が変わる理由

先ほど幕内の制限時間は4分とお伝えしましたが、実際は前半が3分、後半が4分ほどになっています。

幕内力士は全部で42人いますので21番の取組が組まれますが、前半11番のあとに数分の休憩を挟みます。

その間に審判が入れ替わり、呼び出しが土俵の再整備を行い、後半の10番の取組が行われる、というのが幕内の取組の流れです。

そして、幕内の取組が始まるのは大体16時15分頃からで、前半戦が終わる目安は17時です。

つまり、45分の間に11番の取組を行わなければなりませんので、実際の取組時間も考慮すると、幕内前半の制限時間を4分にしていては、間に合わなくなってしまうのです。

だからこそ、幕内前半の制限時間は大体3分くらいになっていると考えられ、仕切りの回数も2回目で立ち合いになるのです。

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制限時間いっぱいの合図とは?

制限時間を計り始めるのは、呼び出しが呼び上げをした後からです。

審判委員の時計係の親方が計っており、制限時間いっぱいになると、右手を伸ばして行司に合図を送っています。

時計係の親方は行司の右後ろに座っていますので、ぜひ注目してみてください。

ちなみに、この合図を送る時が制限時間ちょうどではなく、両力士が立ち合いに入る時がちょうどになるくらいなので、タイミングとしては大体1分くらい早くなっています。

また、呼び出しもこの合図を見て、塩を取りに来た力士に「時間です」と伝えてタオルを渡していますので、ここからも制限時間いっぱいというのが判断しやすいと思います。

さらに、制限時間いっぱいになると会場も一段と盛り上がり、テレビでも「さぁ制限時間いっぱいです」と解説されていますので、その辺に注目すれば立ち合いを見逃すことはないでしょう。

制限時間に隠された大人の事情

幕内後半が始まるのは17時5分ころからですが、平日にテレビで見ている時は、前半と後半の間にNHKのニュースが入りますね。

結びの一番が始まるのが大体17時50分過ぎになりますので、結びの一番を除いた9番の取組を、45分の間で行うことになります。

ですから、幕内後半では制限時間を、本来の4分取ることができるようになります。

ただし、毎回このようにきっちり進むわけではありません。

立ち合いの呼吸が合わずに仕切り直しの取組が多くなれば、それだけ土俵の進行が遅れます。相撲の取組時間は平均1分以下になると思いますが、長い相撲が多くなった時も進行は遅くなっていきます。

ですから、幕内前半の取組が17時を過ぎることも珍しくはありません。結びの一番の開始時間が遅くなって、相撲中継が1~2分ほど延長されることもあります。

また、逆に仕切り直しが少なかったり、勝負が早い相撲が多かったりすれば、土俵上はスムーズに進行していきます。幕内に休場力士が2人以上いる場合は取組数が1番減りますので、この場合も進行は早く進むことになります。

そして、こういうケースでは、特に横綱の取組で仕切りの回数が増えることが多いです。

つまり、終わるのが早くなり過ぎないように、ここで時計係の親方が時間調整を行っているという事ですね。

結びの一番が終わったら、その取組を振り返り、翌日の三役以上の取組を紹介して中継が終了になるくらいがベストなのでしょう。

ですから、制限時間は一応は決まっていますが、幕内の取組では、こういった大人の事情によって調整されているのが現実です。

そして、それによって仕切りの回数も変わってくるということになります。

まとめ

相撲の仕切りの回数は決まっていませんが、制限時間との関係から大体このようになっています。

制限時間 仕切り
前相撲 0分 1回
幕下以下 2分 2回
十両 3分 2回
幕内前半 3分(規定は4分) 2回
幕内後半 4分 3回
横綱戦 4分 3~4回

※十両以上は土俵作法含む

幕内後半になるとやけに仕切りの時間が長く、回数も多く感じることがありますが、それも仕方がないと言えますね。

ただし、相撲の勝負は8割方立ち合いで決まると言われています。

時間を計りながら相撲を見る必要はありませんが、時計係の合図や、呼び出しからタオルを受け取る力士、会場の盛り上がり具合、テレビの解説などから判断して、立ち合いは見逃さないように注目しましょう。

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