大相撲の溜席とは?値段やチケットの取り方を解説!
大相撲を一番間近で観戦できるのが溜席(たまりせき)です。
溜席は審判委員の真後ろから6列目までとなっており、通称「砂かぶり(砂かむり)」とも呼ばれています。
今回はそんな溜席での観戦時の注意点に加えて、値段やチケットの取り方について詳しく解説していきます。
大相撲の溜席とは?
溜席で観戦する際の注意点
溜席が「砂かぶり」と呼ばれる理由は、土俵の砂が飛んでくる可能性があるほど近いからです。
ただし、溜席は砂だけではなく、力士が飛んでくる危険性もあります。
普通に一般人同士がぶつかってもそれなりに痛いですが、重さ150kgを超える力士がぶつかってきたら…痛いだけでは済まないかもしれません。
しかし、怪我をした場合は応急手当てなどをしてくれますが、万が一後遺症などが残っても一切補償等には応じてもらえないようです。
実際、力士が溜席まで飛んでいくのは珍しいことではありませんので、この座席で観戦するには、その”覚悟”も必要となります。
また、溜席での観戦でもう一つ注意してほしいのが、飲食や撮影が禁止されていることです。
理由については相撲協会のホームページにも書かれていませんが、飲食が禁止なのは食べ物のニオイが、撮影はカメラの音やフラッシュなどが、力士の集中力の妨げになるためと考えられます。
ですから、溜席での観戦には覚悟だけでなく、相撲ファンとして最大限の”マナー”も必要不可欠となるでしょう。
溜席の値段
年6場所制の大相撲は4会場で行われていますが、溜席の値段は全て1人用、¥14800-(税込み)となっています。
※2017年3月現在
- 東京場所(両国国技館、1月・5月・9月)
- 大阪場所(大阪府立体育館、3月)
- 名古屋場所(愛知県体育館、7月)
- 九州場所(福岡国際センター、11月)
大相撲の座席の中で1人あたりの値段としては一番高いですが、ドン引きするほど高いというわけではないですよね。
ボクシングの世界戦のリングサイドでは3万円を超えることもありますので、力士との距離の近さや、観戦できる時間の長さを考えると、むしろ安いくらいかもしれません。
溜席の数
溜席の座席は全部で500席ほどありますが、実は一般に発売されているのは200席ほどしかありません。
なぜなら、大相撲には維持員制度という、相撲協会の後援会のような制度があって、その維持員に溜席が充てられるからです。
その数は東京・大阪・名古屋で300席、福岡は250席となっていますので、それで残った座席だけが一般に発売されています。
溜席のチケットの取り方
溜席のチケットの取り方については、「チケット大相撲」という日本相撲協会の公式販売サイトで解説されています。
ただし、場所によって取り方は変わるようなので、その都度確認が必要になりそうです。
とりあえずこちらのページで、2017年5月場所について書かれていました。
⇒「チケット大相撲」2017年5月場所 溜席のチケット
ポイントをまとめるとこのようになります。
- 溜席のチケットを取るには電話抽選での申込みが必要
- 申込み期間:3/31(金)11:00~4/7(金)11:00
- 抽選結果確認期間:4/8(土)9:00~4/12(水)18:00
- チケット引取期間:4/8(土)9:00~4/12(水)23:30
- 1人1日程のみ2枚まで
5月場所が始まる1か月以上前になっていますが、その分予定は調整しやすいと思いますので、溜席で観戦してみたい方は、抽選に参加してみてはいかがでしょうか?
ちなみに維持員になると溜席で観戦できると書きましたが、維持員になるための寄付金は、東京で414万円以上、他地区で130万円以上となっています。
桁が一つ多いんじゃないかと思ってしまう金額ですよね(^^;)
しかもこれで半年間だけのようです。
溜席で大相撲を観戦するには、どうやら電話抽選に望みを託すしかなさそうですね。
まとめ
今回は大相撲の溜席について解説してきました。
溜席は力士が飛んでくる危険性がありますので、ある意味覚悟が必要な席です。
また、飲食と撮影が禁止となっていますので、最大限のマナーも必要ですが、相撲ファンなら一度は座ってみたい座席だと思います。
維持員に多くが充てられるため、溜席は一般では入手が困難ですが、抽選に参加するだけならタダなので、一度ダメ元で電話をしてみてはいかがでしょうか?
ちなみに、他の座席やチケットの取り方はこちらを参考にしてみてくださいね。
⇒ 大相撲のマス席とは?気になる値段や3つの予約方法について解説!
⇒ 大相撲のイス席の値段について!イス席だけのメリットとは?
⇒ 大相撲のチケットの取り方!知らなきゃ損する3つの方法
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