「現れる」と「表れる」の違いや使い分け!病気の症状はどっち?

「現れる」と「表れる」の違いや使い分け!病気の症状はどっち?

「現れる」と「表れる」。どちらも小学校で習う漢字ですが、その使い分けは大人になってからも悩んでしまう方は多いと思います。

そこで今回は「現れる」と「表れる」の違いや、使い分けの具体例について解説していきます。

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「現れる」の意味と使い方

「現れる」の意味を調べてみると、このように解説されていました。

今までなかったものが姿を見せる。
出典:goo辞書

具体的な使い方としては、このようになります。

  • 雨があがって虹が現れていた
  • メタルスライムが現れた

「表れる」の意味と使い方

「表れる」の意味を調べてみると、このように解説されていました。

隠れていたものが表面に出てくる。感情・思想などが表面から知られる状態になる。
出典:goo辞書

具体的な使い方としては、このようになります。

  • 悔しい気持ちが表情に表れていた
  • つい本音が態度に表れてしまう

「現れる」と「表れる」の違い

「なかったものが姿を見せる」と「隠れていたものが表面に出てくる」と言われても、その違いはちょっと分かりづらいですよね(^^;)

ですから、それよりはこのように覚えておくと理解しやすいかと思います。

  • 現れる:人や物などの物理的・具体的なもの、出現するもの
  • 表れる:表情や気持ちなどの情緒的・抽象的なもの、表現・表明・表示するもの

また、基本的に「◯◯が」となれば「現れる」です。なぜならこの場合の「あらわれる」は「◯◯」自体が出てきていること、つまり「出現」していることを指しているからです。

そして「◯◯に」となれば「表れる」です。なぜならこの場合は「◯◯」自体が出現しているわけではないからです。

例えば先ほどの「悔しい気持ちが表情に表れていた」。これは「悔しい気持ちを表情で表現していた」とも言い換えられます。

このように「◯◯」がどんな言葉かどうかよりも、その文章がどんな意味になっているのかを読み取ることで使い分けられるようになるはずです。

ですから「現れる」と「表れる」は「◯◯」で決まるわけではありません。同じ「◯◯」であっても、「現れる」だったり「表れる」だったりする場合もあります。

そこで次からは、使い分けがややこしい言葉について、具体例を使って解説していきます。

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「現れる」と「表れる」の使い分け

病気の症状が”あらわれる”

『病気の症状”あらわれる”』は「現れる」を使います。なぜならこの文章では、病気の症状が出現していることを言っているからです。

しかし『病気の症状”あらわれる”』は「表れる」を使います。この場合は病気の症状が出現しているのではなく、何か原因があって、それが症状として表面に出てきていることを言っているからです。

ですから、例えば『日頃の疲れが病気の症状に表れる』のような感じで、「~が◯◯に」「~が◯◯として」となれば「表れる」と覚えておきましょう。

努力の結果が”あらわれる”

『努力の結果”あらわれる”』も「現れる」を使います。先ほどの解説と同様に、この文章も努力の結果が出現したと読み取れますよね。

しかし、『努力結果”あらわれる”』の場合は「表れる」です。これも「~が◯◯に」という文章になっています。

また、これは成果や効果でも一緒です。

  • 苦しい練習の成果現れる
  • 苦しい練習成果表れる
  • 育毛剤の効果現れる
  • 育毛剤の効用効果表れる

※「育毛剤が効果に表れる」ではニュアンスとしておかしいので、ちょっと変えました。

人柄が”あらわれる”

では、「人柄が”あらわれる”」はどうでしょうか?

これはちょっと引っかけなんですが、実は「人柄が表れる」と書きます。

なぜなら人柄というのは、それ自体が出現するものではないからです。

例えば「人柄が表れていますね」という言葉はよく使われていますが、これは『丁寧な文字』などがあったうえで使われます。いきなり何の脈絡もなく言うことはありません。

つまり、丁寧な文字を見て「人柄が表れていますね」と言ったその背景には、「(真面目な)人柄が(文字に)表れていますね」という意味が隠されているのです。

同様に「気持ち」も、それ自体が出現しているわけではありません。「嬉しさ」などの感情をどこかで表現していると考えられますので、「(嬉しい)気持ちが(表情に)表れる」と書きます。

まとめ

今回は「現れる」と「表れる」の違いや使い分けについて解説してきました。

人や物などの物理的・具体的なもの、出現するものなどが、「◯◯が」に続く場合は「現れる」です。

表情や気持ちなどの情緒的・抽象的なもの、表現・表明・表示するものなどが、「~が◯◯に」に続く場合は「表れる」となります。

言葉によって大体決まっている場合もありますが、同じ言葉でも「現れる」だったり「表れる」だったりする場合もあります。

ですから、言葉で決めて覚えるのではなく、なるべく意味を理解して使い分けられるように、今回の内容を参考にしてみてくださいね。
⇒ もう一度最初から読んでみる

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