雲龍型と不知火型の違いについて!どっちを選んだ横綱が多いの?

雲龍型と不知火型の違いについて!どっちを選んだ横綱が多いの?

横綱の土俵入りには雲龍型(うんりゅうがた)不知火型(しらぬいがた)の2つがありますが、両方を見てもその違いはなかなか分かりづらいですよね?

そこで今回は雲龍型と不知火型の違いについて解説していきます。

過去にはどちらを選んだ横綱が多かったのか?などについても解説していきますので、合わせて参考にしてみてください。

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雲龍型と不知火型の違い

せり上がりの型の違い

横綱の土俵入りの所作はこのようになっています。

  • 柏手を打つ
  • 右に一回四股を踏む
  • せり上がり
  • 左右に一回ずつ四股を踏む

「せり上がり」というのは、前傾姿勢の状態から、つま先とかかとを使って徐々に身体を起こしていく動作ですが、雲龍型と不知火型はこの時の手の位置が違います。

  • 雲龍型:左手は腹にあてて、右手を伸ばしている
  • 不知火型:両手を伸ばして広げている

雲龍型は攻めと守りの両方を表しているのに対して、両手で攻めを表している不知火型は、雲龍型よりも攻撃的であると言われています。

綱の結び目の違い

横綱が締めている白い綱は腰の位置に結び目がありますが、雲龍型の結び目は輪が一つなのに対して、不知火型は二つという違いがあります。

テレビ中継などでは、横綱の土俵入りを正面から見るので気が付きにくいですが、横綱が横や後ろを向いた時には分かりやすいので、この違いにも注目してみてください。

また、不知火型の綱は輪が二つあることから、雲龍型の綱よりも重いという違いもあり、現在の4横綱が締めている綱の重さは、それぞれこのようになっているようです。

  • 白鵬(不知火型):13kg
  • 日馬富士(不知火型):14kg
  • 鶴竜(雲龍型):6.2kg
  • 稀勢の里(雲龍型):6.4kg

さらに化粧まわしも8kgほどの重さがあると言われていますので、横綱は土俵入りだけでも、毎日相当な体力を消耗していることでしょう。

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一門の違い

雲龍型と不知火型、どちらを選ぶかは横綱本人が選びますが、所属する部屋の一門でも傾向が分かれると言われています。

  • 雲龍型:出羽海一門・高砂一門・時津風一門
  • 不知火型:伊勢ヶ浜一門(旧:立浪一門)・二所ノ関一門

現在の4横綱が所属している部屋の一門はこのようになっています。

  • 白鵬(不知火型):宮城野部屋(伊勢ヶ濱一門)
  • 日馬富士(不知火型):伊勢ヶ濱部屋(伊勢ヶ濱一門)
  • 鶴竜(雲龍型):井筒部屋(時津風一門)
  • 稀勢の里(雲龍型):田子ノ浦部屋(二所ノ関一門)

こうして見てみると、稀勢の里だけは別の型を選んだということになりますね。

ただし、部屋の一門は時代によって変わることがありますし、あくまでも傾向であって絶対ではありませんので、参考程度にしておいてください。

雲龍型と不知火型はどっちが多い?

稀勢の里で72代目の横綱ということで、これまで72人の横綱がいましたが、土俵入りの型が記録に残っているのは53人でした。

  • 雲龍型:41人
  • 不知火型:12人

圧倒的に雲龍型のほうが多くなっていますが、雲龍型を選ぶ横綱が多いのは、不知火型は短命横綱が多いのが理由の一つとして挙げられます。

実際、すでに引退した力士の在位期間を平均してみると、雲龍型が5年11ヵ月なのに対して、不知火型は3年6か月となっていました。

しかし、白鵬という大横綱の誕生によって、そのジンクスも打ち破られたと言えるでしょう。

白鵬は今年の7月場所で横綱在位が丸10年となり、同じく不知火型の日馬富士も11月場所で丸5年となります。

もしかすると今後新しく横綱が誕生した時には、白鵬にあやかって不知火型を選ぶ力士が多くなるかもしれませんね。

まとめ

今回は雲龍型と不知火型の違いなどについて解説してきました。

  • せり上がり時:雲龍型は左手を腹にあて右手を伸ばす。不知火型は両手を広げる。
  • 綱の結び目:雲龍型は輪が一つ。不知火型は輪が二つ。

しかし、よく見てみるとその二つの型の違いだけでなく、それぞれの横綱の動作からも伝わる印象は違ってきます。

白鵬にはバネのような弾力、日馬富士にはスピード、鶴竜には堅実さ、稀勢の里には重さ。これはあくまでも個人的な感想ですが、今後はそれぞれの横綱の土俵入りの違い・特徴にも、ぜひ注目してみてください。

また、こちらでは横綱土俵入りの際に、横綱と一緒に土俵に上がる「太刀持ち」と「露払い」について解説しています。
⇒ 太刀持ちと露払いの意味や決め方について!横綱と対戦する場合は?

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