相撲の呼び出しの給料について!意外に多いその仕事内容とは?

相撲の呼び出しの給料について!意外に多いその仕事内容とは?大相撲

「ひがぁ~しぃ~」

場内に美声を響かせて、控え力士の四股名を呼び上げるのが『呼び出し』の仕事です。しかし、相撲を見ていると、似たような衣装を着た人たちがあっちにもこっちにもいて、それぞれ色んな仕事をしていますよね。

今回はそんな呼び出しの仕事内容や、気になる給料などについて解説していきます。

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相撲の呼び出しになるには?

相撲の呼び出しになるには、特に決まった資格などはありませんが、「義務教育を修了した19歳以下の男子」という条件があります。

しかし、呼び出しには45名という定員がありますので、なりたいからと言って必ずしも採用されるわけではありません。

空きがないと新しく入ることはできませんので、相撲関係者にツテなどがなければ、呼び出しになるのは難しいかもしれませんね。

呼び出しの階級と給料について

あまり知られていませんが、呼び出しにも実は番付(階級)があります。そして、給料も番付によって変わります。

番付給料
立呼び出し36万~40万円未満
副立呼び出し36万~40万円未満
三役呼び出し36万~40万円未満
幕内呼び出し20万~36万円未満
十両呼び出し10万~20万円未満
幕下呼び出し4万2千~10万円未満
三段目呼び出し2万9千~7万円未満
序二段呼び出し2万~2万9千円未満
序ノ口呼び出し1万4千~2万円未満

幕下以下のうちは非常に金額が低くなっていますが、呼び出しにはこれ以外に毎月手当てが支給されています。

手当ての金額は理事長が各呼び出しの成績や、その時の物価などを考慮して決めているので詳細は不明ですが、入りたての初任給でも12万6千円がプラスされているようです。

なので、最低でも12万6千円の手当てがさらに支給されているとすれば、呼び出しの手当てを含んだ給料は、このようになると予想されます。

番付給料(手当て含む)
立呼び出し48万6千円~
副立呼び出し48万6千円~
三役呼び出し48万6千円~
幕内呼び出し32万6千円~
十両呼び出し22万6千円~
幕下呼び出し16万8千円~
三段目呼び出し15万5千円~
序二段呼び出し14万6千円~
序ノ口呼び出し14万円~

最高位の立呼び出しになっても関取ほどの給料は貰えませんが、入りたての序ノ口呼び出しでも、まずまずの金額は貰えます。

呼び出しは日本相撲協会の職員という身分ですので、待遇面は安定しているようですね。

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呼び出しの昇進について

呼び出しの昇進・降格は年に1回、九州場所後の理事会で翌年度の番付編成が選考されています。

場内に声が響くかどうかの声量も昇進の基準のようですが、基本的には年功序列で、規定ではこのようになっています。

  • 新規採用者は三年間見習いとして、養成期間をおく
  • 十両呼出:勤続15年以上で優秀な者、または10年以上15年未満で特に成績優秀な者
  • 幕内呼出:勤続30年以上で優秀な者、または15年以上30年未満で特に成績優秀な者
  • 三役以上:勤続40年以上で優秀な者、または30年以上40年未満で特に成績優秀な者

また、現在の呼び出しの人数や平均年齢などは、このようになっています。
(※2017年3月場所時点でのデータを基にしています)

人数年少平均年齢年長
立呼出1名61歳61歳61歳
三役呼出4名51歳54歳57歳
幕内呼出8名44歳47歳52歳
十両呼出11名37歳40歳43歳
幕下呼出7名30歳34歳38歳
三段目呼出5名25歳27歳29歳
序二段呼出3名21歳22歳24歳
序ノ口呼出6名18歳19歳22歳

早くて16歳から入門できると考えると、意外に「特に優秀」という部分で昇進している呼び出しも多いと思われますね。

呼び出しの3大仕事

呼び上げ

呼び出しの仕事と言えば、やはりまずは「呼び上げ」です。

実は呼び上げの順番にも、初日からの奇数日(日付ではない)は東から、偶数日は西からという決まりがあります。

呼び出しが四股名を呼び上げると、力士が土俵に上がって取組前の所作を行いますが、この時の制限時間は、呼び上げが終わった時点からスタートします。

ちなみに制限時間は、審判委員の時計係が計って行司に知らせるようになっていますが、基本的に幕内は4分以内、十両は3分以内、幕下以下は2分以内となっています。

土俵作り

意外に感じるかもしれませんが、実は大相撲の土俵は毎場所作り変えられています。

そして、その「土俵作り」を行っているのが呼び出しで、本場所が始まる前に毎回総出で作っています。

土俵に使われる土は約8トンもありますが、特殊な機械等は使わずに、簡単な手道具のみで作っているようです。

初日はピカピカだった土俵も、徐々にひび割れていく様子が分かりますので、本場所中は土俵の変化にも注目してみてください。

太鼓叩き

テレビで大相撲中継を見ていると、毎日中継が終わる時に太鼓の音が流れていますが、あの太鼓を叩いているのも呼び出しです。

もちろんテレビで流れているのは録音のはずですけどね(笑)

テレビで流れているのは「はね太鼓」ですが、他にも「触れ太鼓」「櫓太鼓」「寄せ太鼓」など、いくつか種類があります。

呼び出しのその他の仕事

呼び出しには3大仕事以外にもたくさんの仕事があります。

  • 拍子柝打ち
  • 土俵をほうきで掃く
  • 力水・力紙・塩・タオルなどの補充や管理
  • 懸賞幕を持って土俵を周る
  • 力士・審判委員・行司の世話

つまり、テレビの画面を通して見える範囲内では、力士・行司・審判委員・警備以外の仕事は、ほぼ全部呼び出しが行っていると言えますね。

まとめ

今回は相撲の呼び出しの給料や仕事内容について解説してきました。自分が担当する取組の呼び上げだけでなく、常に何かしらやることがあるような感じです。

もしかすると、テレビに映っている時間が一番長いのは、力士や行司ではなく呼び出しなのかもしれません。

相撲を観戦する時には、ぜひそんな呼び出しの仕事にも注目してみてくださいね。

ちなみに行司と床山についてもまとめていますので、こちらも参考にしてみてくださいね。

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