大相撲の勝敗ルールを解説!白鵬以外に物言いをつけた力士はいるの?

大相撲の勝敗ルールを解説!白鵬以外に物言いをつけた力士はいるの?

今回は大相撲の勝敗ルール物言いについて解説していきます。

相撲の勝敗は僕たち素人でも見てすぐに分かるほど簡単です。しかし、細かく見ていくと「え、そんなルールがあったの?」と驚かされることもありますので、ぜひ今回の内容をチェックしてみてくださいね。

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大相撲の勝敗ルール

土俵の中

土俵の中で力士が地面についても良いのは「足の裏」だけです。

つまり、手をついたりお尻をついたりすれば負けなのは誰が見ても明らかですが、肘や膝、顔などが先に土俵についてしまっても負けになってしまうのです。

土俵の外

土俵の外では足の裏も含めて、体の一部が地面についてしまうと負けになります。

白熱した対戦中でも、一瞬足が土俵の外に出て負けてしまうというのは、意外に多いものです。

ちなみに、そういった際どい勝敗を判定しやすくするために、土俵の外側25cmほどの間には「蛇の目」という砂が厚めに敷かれています。実際に土俵の外に出ていれば、その形跡が残るというわけです。

また、中継で見ている時には、取組がスロー再生されて、蛇の目の砂が舞っている様子も見ることができますので、「土俵の外に出ていたかどうか?」という際どい勝負の時は、ぜひ蛇の目の砂にも注目してみてください。

相撲の勝敗を判定するのは誰?

相撲の勝敗を判定しているのは「行司」です。勝負が決まれば瞬時に勝敗を判定し、勝った力士側に軍配を上げます。
⇒ 行司になるには?給料と階級や仕事内容について解説!

ただし、行司が勝敗を判定するにあたって2つのルールがあります。

一つは同体は判定できないということ。

つまり、行司は引き分けという判定をすることはできないので、どんなに際どい勝負でも、必ずどちらかに軍配を上げなければいけません。

そしてもう一つが、反則は判定できないということ。

相撲にもルールがあるということは、当然ルールでは認められていない反則がありますが、行司はそれに気が付いたとしても、その反則によって判定を決めることができないのです。

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相撲の物言いについて

相撲の勝敗の最終決定権を持っているのは、土俵の周りで勝負を見ている5人の審判員です。

行司の勝敗の判定に異議がない場合は、特に何も申し立てすることはありません。

しかし、行司が判定を間違えたと思われた時や、反則があったと疑われる場合には、手を挙げて審判員を土俵に集めて協議をしますが、これを「物言い」と言います。

向こう正面・正面・東・西で、それぞれの審判員が見ていた角度ではどうだったのか?を話し合い、ビデオ室からの確認も参考にしながら、勝敗の最終決定を行います。

ちなみに物言いの時は、行司も協議に参加して意見を言うことはできますが、勝敗を決める評決には参加することができません。

そして、協議が終わったあとには、審判長がマイクを使ってこのような説明をします。

【行司の軍配通りだった場合】

「只今の協議についてご説明いたします。行司軍配は◯◯を有利と見て上げましたが、◯◯の足が先に出ていたのではないかと物言いがつき、協議をした結果、◯◯の足は出ておらず、行司軍配通り◯◯の勝ちといたします。」

【行司軍配差し違えの場合】

「只今の協議についてご説明いたします。行司軍配は◯◯を有利と見て上げましたが、◯◯の足が先に出ていたのではないかと物言いがつき、協議をした結果、◯◯の足が先に出ており、行司軍配差し違えで△△の勝ちといたします。」

【取り直しの場合】

「只今の協議についてご説明いたします。行司軍配は◯◯を有利と見て上げましたが、◯◯の足が出るのと△△の体が落ちるのが同時ではないかと物言いがつき、協議をした結果、同時と見て、取り直しといたします。」

過去に物言いをした力士

2014年5月場所12日目の鶴竜と豪栄道の対戦で、豪栄道が鶴竜をはたき込んで、一度は豪栄道に軍配が上がりました。

しかし、ここで白鵬が手を挙げて物言いをつけ、審判員が協議をした結果、豪栄道が鶴竜のマゲを掴んだとして、豪栄道が反則負けになるということがありました。

実は、土俵下に座っている控え力士には、審判員と一緒に勝負を判定するという責任があり、物言いをつける権利があるのです。

ただし、物言いをつけることはできても、協議に参加して意見を述べることはできません。

この時は「力士も物言いができるのか」として大きく話題になりましたが、それくらい控え力士が物言いをつけるのは珍しいということでもあります。

実際、十両以上で控え力士が物言いをつけたのは、1996年1月場所9日目の土佐ノ海と貴闘力との対戦で、貴ノ浪が物言いをつけて以来18年ぶりだったようです。この時は行司差し違えで貴闘力の勝ちとなっています。

また、横綱が物言いをつけたのは、1938年1月場所9日目の双葉山と両国の対戦で、玉錦が物言いをつけて以来76年ぶりのことで、この時は取り直しになっています。

十両以下では2010年7月場所4日目序二段の玉希真と八剱の対戦で、三室岳(当時:受磐)が物言いをつけ、差し違えで玉希真が勝ったということもあったようです。

まとめ

今回は大相撲の勝敗ルールや物言いについて解説してきました。

  • 土俵の中では「足の裏」以外が地面につくと負け
  • 土俵の外では足の裏も含めて、体の一部が地面につくと負け
  • 行司が勝敗を判定するが、最終決定権は審判員が持っている
  • 控え力士も物言いをつけることができる

そして、相撲の勝敗の中でもう一つ覚えておきたいのが、反則についてです。こちらについては次回解説していきたいと思いますので、合わせて参考にしてみてくださいね。

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