髙津克幸(にんべん)の時代を生き抜くサバイバル術!カンブリア宮殿の感想

髙津克幸(にんべん)の時代を生き抜くサバイバル術!カンブリア宮殿の感想

今回は株式会社にんべんの髙津克幸(たかつ かつゆき)社長が出演した「カンブリア宮殿」の放送内容や感想を書いていきます。(2017年2月9日放送)

にんべんと言えば、かつお節や「つゆの素」で知られていますが、318年の歴史を誇る老舗企業が、どのようにして時代を生き抜いてきたのかを見ていきましょう。

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髙津克幸(にんべん)のカンブリア宮殿放送内容

かつお節について

番組ではまず最初にかつお節の種類について紹介されていました。かつお節には大きく分けると2つの種類があります。

  • 「荒節」⇒ 燻製と乾燥を繰り返して作る
  • 「枯れ節」⇒ さらに半年間、カビ付けと乾燥を繰り返して作る

現在発売されているかつお節の8割は「荒節」ですが、にんべんの『フレッシュパック』では、うま味の濃い「枯れ節」を使っているそうです。

かつお節の作り方は考えたこともありませんでしたが、非常に手間のかかるものだというのが、今回の放送で初めて知りました。

調べてみると、700年代にはすでに日本では干しカツオが作られており、今のかつお節に近いものは1400年代の室町時代からあったようです。

こんなに手間のかかる食材を数100年以上前から作っていたということなので、日本の食文化の凄さを改めて感じますね。

にんべんの新戦略

日本人が和食を食べる機会が減ってしまったこともあり、かつお節の消費量は年々減ってきています。

そこで番組では、髙津克幸さんがにんべんの社長になってから打ち出した、新たな戦略や取り組みが紹介されていました。

  • 小学校でかつお節の削り方などを実演
  • 一杯100円で本物の出汁が味わえる「だし場」(DASHI BAR)
  • 和食以外でもかつお出汁を使った食事を提供する「だし場 はなれ」
  • かつお節を使ったレシピ本
  • だしおこげ
  • みたらしバームクーヘン
  • 味付けをしなくても簡単に料理ができる「出汁パック」

ただし、これらの戦略はあくまでも入り口であって、こういう取り組みを通してかつお節に興味を持ってもらえるきっかけにしてほしいと、髙津社長はおっしゃっていました。

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にんべんの想い

業界関係者は「今のかつお節業界があるのはにんべんのおかげ」と言います。

それにまつわるエピソードがにんべんには2つありますが、まず、1969年に酸化しない小分けパックの削り節を日本で初めて発売したにんべんは、この「フレッシュパック」製法をライバル企業に無償で提供しています。

また、1982年に「枯れ節」に適したカビ菌を5年がかりの研究で発見した時もライバル企業に無償で提供しました。

このにんべんの取り組みにより、かつお節業界では品質が底上げが実現したようです。

そして、髙津社長は「先代はかつお節業界全体を考えていた」とおっしゃっていましたが、今にんべんが行っている新戦略も、おそらくかつお節業界のためを思って行っているのでしょう。

かつお節の消費量が減っている中で自社が生き残るための戦略というよりは、「かつお節って美味しいんだね」と再発見してもらうための試みのように思いました。

村上龍オリジナルたれの作り方

実は村上龍さんも長年にんべんのつゆを愛用しているということで、番組の最後には、龍さんオリジナルの『たれ』の作り方が解説されていました。

  • にんべんの『つゆの素』大さじ1杯
  • ごま油大さじ3杯
  • 泡だて器でよくかき混ぜる

これをかつおの刺身にかけて薬味を乗せるだけで、絶品の「かつおのカルパッチョ」が完成するようです。

実は我が家でも長年『つゆの素』を使っていますので、一度試してみたいと思います。

まとめ

にんべんという会社には、老舗らしくかつお節の品質を保つという精神と、業界全体を考えた改革の精神の両方が感じられました。

しかし、かつお節業界全体を思って行っているにんべんの取り組みに対して、村上龍さんは「業界の発展が結果的に利益になる」とおっしゃっていました。

ですから、こういうのがきっと、ライバル会社や業界全体との『本当のwin-winの関係』なんでしょうね。

⇒ カンブリア宮殿 出演者の記事一覧

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