倉本聰(脚本家)の仕事の流儀!プロフェッショナルの感想

倉本聰(脚本家)の仕事の流儀!プロフェッショナルの感想

今回は脚本家の倉本聰(くらもと そう)さんが出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送内容や感想を書いていきます。(2017年2月6日放送)

倉本さんと言えば、ドラマ『北の国から』を始めとして数多くの大ヒットドラマを手掛けてきましたが、その仕事の流儀は非常にシンプルなものでした。

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倉本聰のプロフェッショナル放送内容

朝5時起き

番組の前半では、倉本聰さんの普段の仕事の仕方などが紹介されていましたが、脚本執筆時の倉本さんは毎日5時に起きて机に向かい、3時間おきに休憩や仮眠を取ることを続けているようです。

夜何時に寝ているかまでは紹介されていませんでしたが、82歳とは思えないほどのバイタリティでした。

また、今年(2017年)の4月からは、テレビ朝日系列で倉本さん脚本の『やすらぎの郷』という帯ドラマが放送される予定ですが、全130話(20分ドラマ)という大河並みのボリュームを、わずか4カ月で書き上げたそうです。

「今のドラマは面白いかもしれないけど、感動するものがなくなった」

倉本さんはそれがきっかけで今回のドラマを書こうと思ったらしく、自ら企画を売り込みに行ったと話していました。

倉本さんほどの方でも売込みに行くことがあるというのが、非常に意外でしたね。

倉本聰が富良野に移住した理由

番組の中盤では、倉本さんの生い立ちから、40年前に北海道・富良野に移住するまでのエピソードが紹介されていました。

倉本さんが北海道に移住したのは、当時担当していた大河ドラマ「勝海舟」でNHK側の制作担当と喧嘩をしたのがきっかけだったそうです。

僕はこのエピソードを知らなかったので非常に驚きましたが、NHKの番組でそのエピソードが紹介されるのも凄いなと思いました(^^;)

しかし『北の国から』は倉本さんが富良野に移住した体験を基にして生まれた作品ですので、その出来事がなければ、その名作も生まれていなかったかもしれませんね。

ただし、この時の事は倉本さんにとっては、記憶から消し去りたい過去でもあるようです。

倉本聰が演出する最後の舞台

倉本さんは30年前から演劇塾を立ち上げており、番組の最後では今年1月から公演されている舞台「走る」の制作の裏側が紹介されていました。

この演劇塾では倉本さんは脚本と演出を担当しており、その負担の大きさから演出を担当するのは今回で最後だと話しています。

区切りをつけるということで、今回はあえて若手を多く起用しており、倉本さんは毎日5時間の稽古で役者と徹底的に向き合いながら、何度も脚本を書き直し、ストイックに取り組んでいました。

そして、体調不良もある中で無事公演初日を迎えることができましたが、倉本さんは公演が始まってからも役者と向き合い、今も一緒に稽古に励んでいるようです。

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倉本聰の仕事の流儀

毎日書く

倉本さんは脚本執筆時でないときでも365日机に向かい、毎日何かしら書くことを日課にしているようです。

理由としては、書かない期間が続くとそのあと書くときが大変になってしまうからで、自分を仕向けて常に保っておかないと退化してしまうとも話していました。

これは、感覚を忘れないためでもありますが、何事も続けることが大事ということでもあるんでしょうね。

登場人物の履歴書

倉本さんは「ドラマの深さは、一人一人をどこまで掘ったかで決まる」と話しており、毎回ドラマの登場人物の履歴書を半年から1年かけて考えているそうです。

履歴書というのは登場人物の生きてきた経歴のことで、ドラマに描くか描かないかは別として、非常に細かく設定していました。

ですから、先ほど『やすらぎの郷』を4か月で書き上げたとお伝えしましたが、この作品の履歴書も脚本作りとは別に作っていたということです。

また、倉本さんが脚本を書くときは「何かが降りてきて、自分の力を超える以上のものが書ける」とも話しています。

これは登場人物を掘り下げているからこそ「登場人物が勝手に動いて倉本さんに作品を書かせてくれているのでは?」と思いました。

そして、その「何かが降りてくる」条件として『ピュアであること』を挙げていましたが、毎日書き続け、作品と真摯に向き合っている倉本さんの姿勢そのものが、脚本家としてピュアである証なのでしょう。

一本道

倉本さんは「プロフェッショナルとは?」の質問に、こう答えていました。

『やっぱり一本道。自分にとっての道が一本であるっていうことがプロフェッショナルなんじゃないかなという感じはしますよね。横道にそれないっていう。じゃないかなぁっていう気はするんだけど、あんまり自信ないです。』

長年、脚本家として第一線で活躍し続けてきた倉本さんだからこそ、非常にシンプル、かつ説得力のある言葉ですよね。

また、倉本さんは、自分自身もまだ進歩の途中で「この世界には完成などない」とも話していました。

今までにない感動が生み出せたかということを毎回考えることがプロの仕事であり、長生きする原動力は、そこにあるようです。

ですから、完成ではなくより良いものを目指し続けることが大事で、一本道というのは目指すものではなく、続ける事で自然にそうなっていくのかもしれませんね。

まとめ

今回の倉本さんの仕事の流儀を簡単にまとめると、「徹底的に向き合うこと」「続けること」の2つに集約されるのではないでしょうか。

これはジャンルは違っても、どんな仕事にも共通する『本質』だと思います。

そして、ここに「モチベーション」が加われば、どんな道でも極めることができるような気もします。

倉本さんの場合は、番組ではあまりはっきりとは語られていませんでしたが、ドラマを通して『生きる事の意味を問うこと』や『感動を生み出すこと』、また単に『面白いから』というのもモチベーションになっているように思いました。

では、モチベーションを見つけるにはどうしたらよいのか?
それは自分自身と向き合い、徹底的に掘り下げることで見えてくるのかもしれませんね。

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