井上雄彦(漫画家)の仕事の流儀!プロフェッショナルの感想

井上雄彦(漫画家)の仕事の流儀!プロフェッショナルの感想

今回は漫画家の井上雄彦(いのうえ たけひこ)さんが出演した「プロフェッショナル 仕事の流儀」の放送内容や感想を書いていきます。(2009年9月15日放送)

スラムダンクやバガボンドなどの大ヒットで知られている井上さんですが、今回は漫画を描くことの苦悩が伝わってくる内容となっていました。

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井上雄彦がプロフェッショナルに出演した時の放送内容

ネーム作り

番組の前半では主にネーム作りの様子が紹介されており、井上さんは「ネームは漫画の骨なので、そこでほとんど決まる」と言っていました。

事務所や自宅では自分に甘えが生じてしまうということで、喫茶店を巡りながらネーム作りを行っているようです。

もちろんアシスタントさんはいますが、漫画家という仕事の孤独さが、ちょっと分かったような気がしました。

漫画家になったきっかけ

中盤では井上さんが漫画家になったきっかけについて語られています。

井上さんは8歳の時に両親が別居したため、母親の実家のある鹿児島へ引っ越し、祖父が父親代わりであったそうです。

そして、高校時代に井上さんが描いた絵を見た祖父が一言。

「髪の毛が生きとっごたいねえ(髪の毛がまるで生きているみたいだねえ)」

この言葉が井上さんの糧となり、大学時代に編集部に送った漫画がきっかけで上京し、1年後にはスラムダンクの連載が始まったのでした。

漫画家の苦悩

井上さんが漫画を描くときは『徹底的にキャラクターと向き合う』と言っていました。

しかし、スラムダンクは明るいポジティブな内容でしたが、バガボンドはその逆の「影」を描いた作品です。

バガボンドは2004年から1年間連載を休止していましたが、その時は井上さん自身もその気持ちに同化してしまい、暗闇にハマりこんでしまったそうです。

そして番組終盤では、バガボンドの「お杉おばば」が亡くなる場面で、井上さんはまた行き詰ってしまいます。

しかし、そんな中で描いた「おばば」は今まで見たことのないような笑顔で、それは井上さんも自分が思った以上のいい笑顔だったそうです。

そう話していた井上さん自身も、納得した笑顔を見せてくれていました。

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井上雄彦の仕事の流儀

手に負えないことをやる

井上さんの仕事の流儀として「手に負えないことをやる」というのがあります。

一般的に漫画を描く時にはGペンが使われていますが、井上さんよりナマの絵を描くために、あえて筆を使っているようです。

「レベルは上がることはあっても下がることは絶対にありえない」と話していましたが、手に負えないことに挑戦するからこそ、自分自身が成長できるいうことなのでしょう。

スラムダンクの後にバガボンドを描いたのも、同じものではなく、あえて反対のものを描きたいという想いがあったからです。

「成長するため、レベルを上げるために手に負えないことをやる」というのは、漫画家ではない僕たち一般人も参考にしたい考え方ですね。

漫画のストーリーや展開には興味がない

井上さんは「漫画のストーリーや展開には興味がない」とおっしゃっていました。

つまり、ストーリーを考えてからセリフなどを入れるのではなく、キャラクター自身が教えてくれるような感じなのでしょう。

そして、そのために井上さんはキャラクターと徹底的に向き合っているのです。

だからこそ井上さんの描く漫画は、僕たちの心に響くのかもしれませんね。

向上し続ける人

井上さんは「プロフェッショナルとは?」の質問に、こう答えていました。

「向上し続ける人ですかね。
これがなくなったらプロをやめないとって思っていることが、それなんで。
だから、プロフェショナルというのは、向上し続ける人、だと思います。」

ただし、これは自分自身が向上したいという意味ではなく「よい物を生み出すために向上し続ける人がプロフェッショナル」という意味で言っているのだと思います。

そのために、井上さんは手に負えない事に挑戦するとともに、徹底的にキャラクターと向き合って漫画を描いているのでしょう。

まとめ

週間連載を抱えている漫画家さんは「忙しいだろうな」とは思っていましたが、今回の井上さんが出演したプロフェッショナルを見る限りでは、「忙しい」という言葉すら軽く感じてしまうほどでした。

正直、この放送回からは『苦しさ』しか伝わってこなかったような気がします。

ですから、この記事を書いている2017年2月現在、「バガボンド」も「リアル」も連載がストップしていますが、『早く続きが読みたい』なんて言えないですね。

しかし、以前連載を休止していた時については「最後までやるという気持ちは切れていなかった」とも言っていました。

今回もそうであることを願って、待ち続けたいと思います。

⇒ プロフェッショナル出演者の記事一覧

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