腕時計のムーブメント 7つの種類と特徴!

腕時計のムーブメント 7つの種類と特徴!

腕時計のムーブメントには機械式とクォーツがありますが、その特徴によって、さらに7種類に分けられます。

そこで今回は、腕時計のムーブメントの7つの種類と特長について解説していきます。似ているようで勘違いしやすい部分もありますので、ぜひ購入前に確認しておいてくださいね。

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腕時計のムーブメントの種類と特徴

手巻き

機械式腕時計はムーブメントのぜんまいがほどける力を利用して動いていますが、そのぜんまいをリューズを使って巻くのが『手巻き腕時計』です。

電池式とは違って巻けば動くので、電池切れの心配はありませんが、機械式腕時計は最大で48時間分しか巻き上げることができません。

つまり、2日間巻かないままにしていると、止まってしまうということです。元々その分しかぜんまいが搭載されていませんので、強引にそれ以上巻こうとすると壊れてしまいます。

また、機械式腕時計の精度は大体のものが日差±15秒。つまり一日に15秒ほどズレてしまうものなので、定期的な時間修正が必要です。

少なくとも1週間で1分、1ヵ月で5分はズレますので、時間修正の手間が面倒な方は、機械式は選ばないほうが無難です。

自動巻き

自動巻きは身に付けているだけで内部のローターが回転して、自動でぜんまいを巻いてくれる機械式腕時計です。(手巻きもできる自動巻き腕時計もあります)
⇒ 知らずに買うと後悔する!自動巻き腕時計の5つのデメリットとは?

手巻きとは違って、わざわざ手でぜんまいを巻く必要がないので楽ですが、最大48時間、日差±15秒という部分では手巻き時計と同じです。

ただし、毎日身に付けて生活をしていれば基本的に止まることはありませんし、ずっと身に付けていても巻き過ぎの心配もありません。

最近は純粋に手巻きだけという腕時計は非常に少ないですが、自動巻きの場合は文字盤に「Automatic」と書かれています。

クォーツ

クォーツは電池によって動いている腕時計で、電池切れの際には電池交換が必要ですが、少なくとも2年ほどは動きます。
⇒ 腕時計の電池交換の値段は?知らないと損をする時計業界の裏側

たまに5年電池や10年電池という腕時計もありますが、これは特別な電池を使っているわけではなく、時計のムーブメントの機能として電池持ちが良いことを表しています。

また、クォーツは水晶が振動する仕組みを利用して時間を刻んでいます。機械式とは違って精度が高く、大体月差15~30秒ほどですので、時間修正は1カ月に一度行えば十分かもしれませんね。

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ソーラー式

最近多いソーラー式もクォーツの一つで、太陽光によって充電される電池を使っており、電池交換の手間がいらないのが最大のメリットです。

部屋の蛍光灯でも充電されますので、毎日身に付けて生活をしていれば、基本的に充電切れで止まってしまうことはありません。

ただし、デジタルの場合は画面の一部にソーラーパネルが設置されていますが、アナログの場合は文字盤の下にソーラーパネルがあるため、文字盤がちょっとくすんだ色に見えてしまうのがデメリットです。

その一本だけを見る分にはあまり気になりませんが、特に白文字盤はくすんでいるのが分かりやすいので、ソーラー以外の白文字盤の腕時計と並べてみると、その違いは一目瞭然です。

また、ソーラー式腕時計の場合は電池交換がいらないため、「メンテナンスフリー」だと勘違いされやすいですが、ムーブメントの潤滑油などが固まったり切れたりすることはありますので、長く使うならオーバーホール(分解清掃)は必要です。

ちなみに、機械式腕時計の場合は3~4年に一回、クォーツの場合は4~5年に一回のオーバーホールが理想です。

AGS

AGSは「Auto Generation System」の略で、日本語では『自動巻き発電』と言います。

機械式の自動巻きと同じように、時計内部でローターが回転しますが、その回転を利用して電池を充電する仕組みです。

セイコーが世界で初めて開発・販売した時には、すでにソーラー式が発売されていたので、AGSの腕時計は今も発売されていますが、あまり広まってはいません。

スプリングドライブ

スプリングドライブも、セイコーが独自に開発した新しい仕組みです。

動力はぜんまいなので電池交換がいらないにも関わらず、時間を刻む仕組みは水晶を用いてるため、月差15秒という精度を保ちます。(最大巻き上げ時間:72時間)

つまり、自動巻きとクォーツのいいとこ取りのような時計ですね。

ただし、作るには高い技術力が必要な時計で、使われているパーツも自動巻き以上の数があることから、価格もそれなりにします。一番安いモデルでも定価は40万円です。

しかし、時計ファンにとっては憧れの一本で、高い人気と評価を得ています。

電波時計

電波時計で勘違いしやすいのが『ズレない』ということですが、厳密にはズレた分を自動で修正してくれる時計なので、絶対にズレないわけではありません。

また、電波時計でも自動で修正できないズレが生じる場合があります。
⇒ 電波時計が狂う5つの原因と直し方【元販売員が解説】

普段は普通のクォーツと同じくらいの精度で動いていますので、毎日1秒もズレることはなく、大体真夜中に自動的に電波を受信して修正してくれます。

ちなみに『ソーラー=電波時計』とも勘違いされやすいですが、ソーラーについては先ほども解説したように全く異なる機能です。

最近の電波時計はソーラー式が多いため、そのように勘違いされる場合が多いですが、中には普通の電池式の電波時計もあります。

特に10000円以下の電波時計の場合は、その電池式の可能性がありますので、購入する際には気を付けてくださいね。

まとめ

腕時計のムーブメントを特徴ごとに分けると、この7種類に分けられます。

  • 手巻き
  • 自動巻き
  • クォーツ
  • ソーラー式
  • AGS
  • スプリングドライブ
  • 電波時計

この違いを理解しないまま見た目だけで腕時計を選んでしまうと、あとで後悔してしまうかもしれませんので、そうならないよう腕時計を買う時には、「この中のどれを買うか?」を、あらかじめ決めてから選ぶことをおすすめします。

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