電波時計が狂う5つの原因と直し方【元販売員が解説】

電波時計が狂う5つの原因と直し方【元販売員が解説】

僕は以前、某家電量販店の時計売り場で働いていましたが、時計の販売だけでなく修理受付もしていました。電波時計が狂うということで来店する方も多いですが、実は半分くらいは自分で直せるような依頼です。

今回は僕が時計売り場働いていた経験から、電波時計が狂う原因と直し方について解説していきます。自分で直すことができれば、お店に行く手間も省けますので、ぜひ参考にしてみてください。

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電波時計が狂う5つの原因と直し方

電池の残量不足

時計が止まっていなくても、アナログ時計なら秒針が3~5秒ほど飛ぶように一気に進み、デジタルなら表示が薄くなっていれば、電池の残量不足が考えられます。これは電波時計ではない普通の時計でも同様です。

そして、電波時計が狂った原因として電池の残量不足が考えられる時には、次に「電池式か?ソーラー式か?」を確認します。

掛け時計や置き時計の場合は、電池を入れる部分があれば電池式です。ソーラーの場合も太陽光を受けるパネルが目立つ場所にあるので分かりやすいです。

また、腕時計の場合は、最近はほとんどがソーラー式ですが、文字盤や裏蓋にこのような表示があるかを一応確認します。

  • セイコー ⇒ SOLAR(ECO TECH SOLAR)
  • シチズン ⇒ Eco-Drive
  • カシオ ⇒ TOUGH SOLAR(TOUGH MVT)
  • オリエント ⇒ SOLAR

ソーラー式なら部屋の蛍光灯の灯りでも充電できますので、光が文字盤に当たるようにして数日放置してみてください。もし電池式ならお店で電池交換が必要です。
(10気圧以上の防水時計はお預かりでの防水テストも可能です)

ちなみに、ソーラーは時計の動力が太陽光という意味で、電波は時計の時刻を修正してくれる機能のことを言います。「ソーラー時計=電波時計」ではありませんので、特に購入時には気を付けましょう。

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電波の受信ができていない

携帯の電波にも受信できない場所があるように、電波時計の電波も受信しづらい場所があります。特に鉄筋コンクリート作りの建物では受信できないことも多いです。

ただし、この場合でも窓際などに置くと受信ができることがあります。もし電波時計が狂ったら、一晩窓際のほうで放置してみるのも良いでしょう。

もしくは自分で操作をして『強制受信』という方法もあります。これは各時計によって操作方法が違いますので、取扱説明書を見ながら試してみてください。取説が手元にない場合は、各メーカーのホームページからも確認できます。

豆知識ですが、セイコーとシチズンの「腕時計」と「掛け時計・置時計」は、それぞれ違う会社で製造・販売されています。問い合わせをする際などには、間違えないよう気を付けましょう。

針ズレ

アナログの電波時計でちょうど数時間・数分狂っている場合は『針ズレ』も考えられます。

腕時計は毎日身に付ける物なので、ぶつけたり落としたりというトラブルが意外に多いです。目覚まし時計も寝ぼけて落としてしまうことがあるでしょう。

そういった衝撃で時計の針がズレてしまうと、電波時計でも針がズレたまま時間を表示してしまうのです。

この場合は『基準位置合わせ』という修正を行ってから、電波の受信をすれば直せます。このやり方も取扱説明書に書いていますので、一度確認してみてください。

磁気帯び

時計自体が磁石のように磁気を帯びてしまって時間が狂うことを『磁気帯び』と言います。磁気帯びの場合は、基準位置合わせを行って修正しても、またしばらくすると狂ってしまいます。

自宅に方位磁石がある方は、時計を方位磁石に近づけてみてください。そのとき方位磁石の針が動けば『磁気帯び』が狂う原因と考えて間違いありません。

ただし、これは「磁気抜き」という修理が必要で、自分では解決できません。店頭でもすぐには修理できませんので、おそらく10日前後のお預かりになるはずです。

また、テレビ・ラジオ・スマホ(携帯)・PCなどの磁気を発生する物の近くには、なるべく普段から近づけないようにしてください。特に鞄にスマホも時計も一緒に入れている方は気を付けましょう。

故障・経年劣化

ソーラー電波時計はメンテナンスフリーというイメージがあるかもしれません。しかし、時計も精密機械ですので、やはり長年の使用による故障や劣化もあります。

腕時計は色んなところにぶつけたりもするでしょうし、掛け時計・置き時計なら中に埃も入り込んでしまいます。本来なら5年に一度はオーバーホール(分解掃除)をしておきたいところです。

ただし、オーバーホールは全て人の手で行いますので、依頼するのには安い金額ではありません。

10000円以下の時計なら、その時計と同じくらいの値段が、5000円以下ならその時計の値段以上の代金がかかる場合もあります。安い時計なら使い捨てを覚悟したほうが良いかもしれませんね。

まとめ

電波時計が狂う原因としては、この5つが考えられます。

  1. 電池の残量不足
  2. 電波の受信ができていない
  3. 針ズレ
  4. 磁気帯び
  5. 故障・経年劣化

基本的に1・2・3が原因なら自分で解決できます。お店に持って行く前に、取扱説明書を確認してみましょう。

ちなみにこちらの記事では、時計業界の裏側をちょっとだけ暴露しています。
⇒ 腕時計の電池交換の値段は?知らないと損をする時計業界の裏側

電池を交換しなければいけない腕時計がある方は、ぜひ一度読んでみてくださいね。

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