昨年と去年の使い方の違いは?旧年と前年についても解説!

昨年と去年の使い方の違いは?旧年と前年についても解説!

年賀状には「昨年(旧年)中は大変お世話になりました」とは書きますが、「去年は~」「前年は~」とは書きませんよね。この4つの言葉には似たような意味がありますが、使う場面には気を付ける必要があります。

そこで今回は、去年・昨年・旧年・前年の使い方の違いを、例を用いて分かりやすく解説していきたいと思います。

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去年・昨年・旧年・前年の使い方の違い

去年の使い方

「去年」というのは、基本的には身内や友人など日常の場面で親しい相手に対して使う言葉です。ただし、ビジネスの場面でも同年代で親しい相手であれば、直接話す時にはまだ使っても良いでしょう。

しかし、メールや報告書に「去年は~」と書くのは、ちょっとくだけ過ぎた印象を与えてしまいますので、文章では「昨年」と書いたほうが無難です。

また、年賀状で「去年はお世話になりました」と書かないのは、『去』という文字には「さる」という意味がある忌み言葉だからです。

つまり忌み言葉はお祝いの席などには適さない縁起の悪い言葉ですので、新年を祝う年賀状にも適さないということですね。結婚式のスピーチでも「去年は~」と言うのは本来NGなので、これを機会に覚えておいてください。

ちなみに「去年」の反対語は「来年」で、時系列で表すと『去年(2015年)・今年(2016年)・来年(2017年)』となります。(2016年現在の場合)

昨年の使い方

「昨年(さくねん)」は意味としては「去年」と一緒ですが、去年よりも改まった場面で使われる言葉です。

先にも書いたようにビジネスの場面で書く文章はもちろんですが、本来は会議や商談で話す時にも「昨年」という言葉を使ったほうが無難です。ただし、日常の場面で「昨年」というのは堅すぎるので、友人が相手の場合は話す時でもメールでも「去年」のほうが良いでしょう。
(年賀状などのお祝いの場面を除いて)

また、「昨年」の反対語は「明年(みょうねん)」で、時系列で表すと『昨年(2015年)・本年(2016年)・明年(2017年)』となります。しかし、今の社会では「明年」という言葉はほぼ使われていませんので、ビジネスの場面などでも『来年』という言葉を使うのが一般的になっています。

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旧年の使い方

「旧年(きゅうねん)」には、一応「去年・昨年」と同じような意味はありますが、お正月中に年賀状やCM・チラシでしか見ませんよね。また、「旧年」の反対語は「新年」ですが、当然この言葉も年のはじめ以外で使う事はありません。

ですので「旧年・新年」を使うのは、時期が限定されていると言えるでしょう。

ちなみに「昨年」よりも「旧年」のほうが丁寧な言い方とされているので、特に目上の方に対しての年賀状では「旧年」と書いておいたほうが無難ですよ。

前年の使い方

「前年」は「去年・昨年・旧年」の3つとは使われる場面が異なる言葉です。男子プロバスケ・Bリーグに参入している秋田ノーザンハピネッツ(秋田NH)の解説を例にしてみましょう。

秋田NHがBリーグの前身であるbjリーグに参入したのは2010年ですが、2009年に運営母体の「秋田プロバスケットボールクラブ株式会社」が設立されています。

ここで「前年に運営母体の~」と言うと、しっかり「前年=2009年」という意味が通じますよね。しかし「昨年に運営母体の~」と言うと、今(2016年)が基準になって2015年に会社が設立されたという意味になってしまいます。

ただし、同じような意味もあるので、会議や報告書などでは今年を基準にして「前年」と使われることもあります。この場合は「昨年」と一緒で、売上のデータを報告する際などには「昨年比」「前年比」と使ったりもします。

つまり「前年」には何かを基準にした「前の年」という意味がありますが、特に何も基準がない場合には「昨年」と同じ意味になるということです。

ちなみに時系列で表すと「前年・当年・翌年」となります。

まとめ

  • 「去年」⇒ 日常の場面で親しい相手に対して使う言葉(ただし、年賀状や結婚式などのお祝いの場面では避ける)
  • 「昨年」⇒ ビジネスなどの改まった場面で使う言葉
  • 「旧年」⇒ お正月の時期だけに使われる限定的な言葉(年賀状では「昨年」よりも丁寧な言葉とされている)
  • 「前年」⇒ 何かを基準にして「前の年」という意味のある言葉(基準が無ければ「昨年」と同じ意味になる)

しいて言えば「前年」が全ての意味を網羅してはいますが、日常会話や年賀状で使うのも違和感があります。なので、客観的に「自分が相手に言われたら違和感を感じないか?」を考えてみると、迷うことも少なくなるはずです。

この使い分け方は何度も使っていくことで身についていきますので、どんな場面でも適当にせず、考えながら使ってくことを心掛けてみてくださいね。

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