WordPressで外注ライターに記事を投稿してもらったり、共同で複数人で運営するときは、ユーザー権限を適切に設定する必要があります。
ユーザー権限を間違えて設定してしまうと、やってほしいことをやってもらえなかったり、逆に触って欲しくない設定を変更されたりする可能性があります。
そこで今回は『WordPressのユーザー権限の種類』について解説していきます。
ユーザーの追加・編集・削除方法についてもお伝えしていきますので、合わせて参考にしてみてください。
動画でも解説しています。
WordPressのユーザー権限の種類について
WordPressのユーザー権限は、この5種類です。
- 購読者
- 寄稿者
- 投稿者
- 編集者
- 管理者
順番に解説していきます。
①購読者
購読者ユーザーがWordPressにログインした時の管理画面がこちらです。
購読者ができるのは、この2つだけです。
- サイトの閲覧
- コメントの書き込み
購読者は会員限定サイトなどを運営する場合に、会員用として設定する権限です。
普通にブログを運営する場合は基本的に使うことはないでしょう。
②寄稿者
寄稿者ユーザーがWordPressにログインした時の管理画面がこちらです。
寄稿者は記事の公開はできませんが、新規記事を作成して下書き保存することができます。
外注ライターに直接WordPress上で記事を書いてもらうときは、寄稿者ユーザーとして登録するのも良いと思います。
ただし、寄稿者は画像のアップロードができませんので、お気を付けください。
③投稿者
投稿者ユーザーがWordPressにログインした時の管理画面がこちらです。
投稿者は画像のアップ・挿入に加え、記事の公開もできます。
外注ライターに画像のアップ・挿入もお願いしたい場合は、投稿者ユーザーとして登録しておきましょう。
なお、投稿者は自分が過去に書いた記事は編集できますが、他人が書いた記事の編集はできません。
④編集者
編集者ユーザーがWordPressにログインした時の管理画面がこちらです。
編集者は記事の投稿に加え、他人が書いた記事の編集もできます。
数人の外注ライターに依頼して、さらにそれをまとめる外注ディレクターを雇う場合に適した権限です。
お金をかけて大規模サイトなどを運営する場合は、活用してみてください。
⑤管理者
管理者ユーザーがWordPressにログインした時の管理画面がこちらです。
僕たちが普段利用しているWordPressの管理画面と同じです。
つまり、僕たち自身も自分のWordPressブログの管理者ユーザーとなっているわけです。
他の方とブログを共同運営する場合には、相手にも管理者権限を設定しても良いと思います。
また、外観のカスタマイズも管理者だけの権限なので、カスタマイズなどを外注に依頼するときも、管理者ユーザーとして登録すると良いでしょう。
WordPressでユーザーを追加する方法
WordPressでユーザーを追加するには、管理画面の左メニューから『ユーザー ⇒ 新規追加』に進みます。
以下の項目を入力していきます。
- ユーザー名:ログインID(入力必須)
- メールアドレス:いま利用中のメールアドレスとは別のメアドを入力(入力必須)
- 名:入力不要
- 姓:入力不要
- サイト:入力不要
- 言語:サイトデフォルトのままでOK
- パスワード:WordPressの提案したパスワード、もしくはお好みで入力(メモっておく)
- ユーザーに通知を送信:チェックを入れる
- 権限グループ:必要な権限で選択
- 入力が完了したら『新規ユーザーを追加』をクリック
これでユーザーの追加完了です。
なお、いま入力したメールアドレスにはこのようなメールが届きます。
また、ユーザー登録の操作を行った管理者のメールアドレスにも、このようなメールが届きます。
WordPressのユーザー情報を変更する方法
ユーザー情報を変更するには、管理画面の左メニューから『ユーザー ⇒ ユーザー一覧』に進みます。
変更したいユーザーの『編集』をクリックします。
ユーザー情報の編集画面では、ユーザーの権限を変更したり、ニックネームを設定してブログ上の表示名を変えたりすることができます。
ユーザー情報を変更したら、一番下までスクロールして『ユーザーを更新』をクリックして完了となります。
※自分のユーザー情報を編集するときは『プロフィールを更新』にボタンが変わります
ユーザーを削除する方法
お願いしていた外注ライターが辞めた場合や、外注で依頼していたカスタマイズが完了したら、そのユーザーを削除することもできます。
ユーザーを削除するには、『ユーザー ⇒ ユーザー一覧』に進みます。
削除したいユーザーの『削除』をクリックします。
『すべてのコンテンツを以下のユーザーのものにする』にチェックを入れ、『削除を実行』をクリックします。
なお、ここで『すべてのコンテンツを消去します』を選択すると、そのユーザーが書いた記事が全て削除されてしまうためお気を付けください。
これでユーザーの削除が完了となります。
まとめ
今回は『WordPressのユーザー権限の種類』などについて解説してきました。
- ユーザー権限の種類
- 購読者:サイトの閲覧とコメントの投稿のみ
- 寄稿者:記事の下書きができる
- 投稿者:記事の投稿ができる
- 編集者:他のユーザーが書いた記事も編集できる
- 管理者:外観のカスタマイズを含めすべての権限が与えられる
- ユーザーの追加:『ユーザー ⇒ 新規追加』から行う
- ユーザー情報の変更:『ユーザー ⇒ ユーザー一覧』に進み、ユーザーの『編集』をクリック
- ユーザーの削除:『ユーザー ⇒ ユーザー一覧』に進み、ユーザーの『削除』をクリック
他の方にWordPress上の操作を依頼するときは、ぜひ今回の内容を参考にしてみてください。