意外に分かりづらい、台風と爆弾低気圧の違いとは?

203.意外に分かりづらい、台風と爆弾低気圧の違いとは?

近年は異常気象と言われる極端な気象の変化が多くなってきていますが、
台風と爆弾低気圧の違いが、よく分からないという方も多いと思います。

そこで今回は、台風と爆弾低気圧の違いについて解説していきたいと思います。

スポンサードリンク



台風について

台風とは?

台風とは、中心の最大風速が秒速17.2m以上に発達した熱帯低気圧の事です。

熱帯低気圧というのは、熱帯・亜熱帯地方の海の上で発生した低気圧で、
熱帯地方は温度が高いため、海から大量の水蒸気が上昇しており、
それが渦を巻いてできた低気圧が熱帯低気圧となり、発達すると台風になります。

ちなみに台風の季節というと、温かい6月~9月がイメージされますが、
統計では11月~4月の寒い時期や冬にも発生したことがあるようです。

熱帯低気圧に変わりました

天気予報では「台風が熱帯低気圧に変わりました」と言われることがあります。

先にも書いたように、台風は中心の最大風速が秒速17.2m以上に発達した
熱帯低気圧のことなので、17.2m未満になれば熱帯低気圧に変わったとなるのです。

ただし、台風から変わった低気圧が、まだ熱帯地方に停滞しており、
再び発達すれば、再度台風に変わる事もありますので気を付けましょう。

スポンサードリンク



温帯低気圧に変わりました

熱帯低気圧ではなく「温帯低気圧に変わりました」と言われることもありますよね。

この場合は、台風の構造が暖気だけの熱帯低気圧のものではなく、
北上するにつれて寒気も交わって温帯低気圧の構造に変化したパターンになります。

つまり、たとえ温帯低気圧に変わったとしても、雨・風が弱くなったとは限らず、
温帯低気圧特有の前線を伴って、広範囲にわたって雨・風が強まることがあります。

なので「温帯低気圧に変わりました」と言われると、
「良かった」と安心する方が多いとは思いますが、
それだけで勢力が弱まったと判断するのは早過ぎます。

特に予報士の方が「引き続き警戒してください」と言った場合には、
まだ台風並みの勢力を維持している事が多いので、気を抜かず注意していきましょう。

爆弾低気圧とは?

台風が熱帯低気圧であるのに対して、爆弾低気圧は温帯低気圧です。

ちなみに、爆弾低気圧というのは正式な気象用語ではなく俗語であるため、
気象庁では”急速に発達した低気圧”、NHKでは”猛烈に発達した低気圧”と
呼ばれているので、「爆弾低気圧じゃないから大丈夫」とは思わないでくださいね。

そして俗に言う”爆弾低気圧”というのは、
24時間以内に中心気圧が24ヘクトパスカル以上低くなった場合で、
これが急速に、そして猛烈に発達した低気圧と表現される理由です。

なので、爆弾低気圧と呼ぶ割には中心気圧が低く感じないケースもありますが、
急速に中心気圧が下がった場合には、周りとの気圧差が大きくなる分、
雨・風が強くなる傾向があるため、気を付ける必要があるのです。

また、この爆弾低気圧は日本付近では10月~3月に発生することが多いですが、
台風⇒温帯低気圧⇒爆弾低気圧と変わっていくこともありますので、
年間を通して発生する可能性があることを覚えておきましょう。

まとめ 台風と爆弾低気圧の違いとは?

このように、台風は熱帯低気圧であるのに対し、
爆弾低気圧は温帯低気圧であるという違いがあります。

また、台風は中心の最大風速が秒速17.2m以上であるのに対し、
爆弾低気圧は24時間以内に中心気圧が24hPa以上低くなった時という違いもあります。

そして、日本では主に温かい夏場は台風、寒い冬場は爆弾低気圧が
発生・接近しやすいため、年間を通して気を抜かずに注意していきましょう。

スポンサードリンク