「内部リンクはSEO効果がある」と聞いても、具体的にどう貼ったらいいのか?分からないですよね。
実際に内部リンクを貼ってもイマイチ効果が感じられない方も多いと思います。
たしかに内部リンクにはSEO効果がありますが、適当に貼ればい良いというわけではありません。
そこで今回は『SEOに効果的な内部リンクの貼り方のコツ』について解説します。
内部リンクの注意点についてもお伝えしますので、ぜひ参考にしてください。
動画でも解説しています。
内部リンクがSEOに効果的な3つの理由
内部リンクがSEOに効果的な理由は3つあります。
- クローラーがブログ内を巡回しやすくなる
- リンクで繋がったページ同士の関連性が高まる
- 読者がブログ内を回遊しやすくなる
順番に詳しく解説していきます。
クローラーがブログ内を巡回しやすくなる
内部リンクがSEOに効果的な理由の1つ目は、クローラーが内部リンクを辿ってブログ内を巡回しやすくなることです。
クローラーがブログ内を巡回しやすくなれば、検索エンジンに記事がインデックスされやすくもなります。
特に過去記事から新規記事に内部リンクを貼ると、新規記事のインデックスが早くなるため効果的です。
リンクで繋がったページ同士の関連性が高まる
内部リンクがSEOに効果的な理由の2つ目は、リンクで繋がったページ同士の関連性が高まることです。
最近のGoogleはWebサイトの専門性を重視しているため、ブログ内に同じテーマについて関連性の高い内容があれば評価が上がりやすくなります。
特に内部リンクで繋いだ場合は、リンク先ページとリンク元ページの両方の順位アップに期待できます。
読者がブログ内を回遊しやすくなる
内部リンクがSEOに効果的な理由の3つ目は、読者がブログ内を回遊しやすくなることです。
関連性の高い内容が内部リンクで繋がっていると、そのテーマについてより深く知りたい読者はクリックしてリンク先のページも読んでくれます。
これによって読者の役に立ちますし、運営者にとってもPVや滞在時間が増えるというメリットがあります。
以上3つの理由から、内部リンクはSEOに効果的であると言えます。
内部リンクの貼り方 3つのコツ
ここまでお伝えしてきた通り内部リンクにはSEO効果がありますが、適当に貼れば良いというわけではありません。
適当に内部リンクを貼っても効果が期待できない、もしくは逆に評価を下げてしまう可能性もあります。
SEOに効果的な内部リンクの貼り方のコツは、この3つです。
- アンカーテキストにキーワードを入れる
- 関連性のあるページ同士を繋げる
- 順位を上げたいページにリンクを集める
順番に詳しく解説していきます。
なお、WordPressでリンクを設置する手順はこちらで解説していますので、操作方法を知りたい方は、こちらも合わせて参考にしてください。
アンカーテキストにキーワードを入れる
SEOに効果的な内部リンクの貼り方の1つ目のコツは、アンカーテキストにキーワードを入れることです。
ちなみにアンカーテキストとは、リンクを設置した時に表示される文字列のことです。
例えば、こちらの画像内では『Invisible reCAPTCHA』がアンカーテキストになります。
この場合、リンク先の記事はInvisible reCAPTCHAについて解説した記事のため、良いアンカーテキストと言えます。
では、なぜアンカーテキストにキーワードを入れたほうが良いのか? その理由は2つあります。
まず1つ目が、Googleがリンク先のページの情報を正しく認識しやすくなるため、評価も上がりやすくなるからです。
2つ目の理由は、読者にとってもリンク先の内容が分かりやすいため、クリックされやすくなるからです。
なお、内部リンクを『こちら』やURLで設置するのは、あまりオススメできません。
読者の立場になって考えると、リンク先の内容が分からないため、クリックしようと思わないですよね?
ですから、内部リンクを設置する際には、なるべくアンカーテキストにリンク先ページで狙っているキーワードを含めましょう。
関連性のあるページ同士を繋げる
SEOに効果的な内部リンクの貼り方の2つ目のコツは、関連性のあるページ同士を繋げることです。
先ほど『内部リンクで繋がったページ同士の関連性が高まる』とお伝えしましたが、そもそも関連性のあるページ同士を繋げることが大前提としてあります。
なぜなら、関連性のないページへのリンクは読者にとっては不要なためクリックされることはないからです。
関連性のないページ同士を内部リンクで繋げても評価は上がらないと思っておきましょう。
関連性の高さの基準としては「読者にとって必要な内容かどうか?」で判断してください。
つまり、それぞれの記事で狙っているキーワードよりも、中身で判断するということです。
【良い例】関連性のある内部リンク
こちらの2つの記事を繋げるのは良い内部リンクの例です。
- Canvaでアイキャッチを作る方法
- Canvaで縁取り文字を作る方法
どちらもCanvaの操作方法を解説している記事なので、読者にとって有益な内部リンクとなります。
もう一つ例を紹介します。
こちらの2つの記事はテーマが異なるため、関連性がないと感じるかもしれません。
- Canvaでアイキャッチを作る方法
- EWWW Image Optimizerの使い方
しかし、これは誘導方法によっては良い内部リンクとなります。
例えば、1番の記事から「WordPressに画像をアップするときは圧縮したほうが表示スピードが上がります」と2番の記事に誘導すれば、知らなかった読者には有益な情報となるからです。
このように内部リンクを貼るときは、記事で狙っているキーワードよりも、「その内容が読者にとって必要か?」で判断しましょう。
【悪い例】関連性のない内部リンク
こちらの2つの記事を繋げるのは悪い内部リンクの例です。
- Cocoonでアドセンス広告を設置する方法
- Luxeritasでアドセンス広告を設置する方法
どちらもアドセンスの設置方法を解説している記事なので、関連性が高いと感じるかもしれません。
しかし、WordPressのテーマが利用できるのは一つだけです。
つまり、『Cocoonでアドセンス広告を設置する方法』を知りたい読者は、すでにCocoonを使っているはずです。
Cocoonユーザーには『Luxeritasでアドセンス広告を設置する方法』の情報提供は必要ないですよね?
ですから、この2つの記事を内部リンクで繋いでも、クリックされることはないと考えられます。
記事で狙っているキーワードだけで内部リンクを貼るかどうか考えると、このような間違えたやり方をしてしまうため気を付けましょう。
順位を上げたいページにリンクを集める
SEOに効果的な内部リンクの貼り方の3つ目のコツは、順位を上げたいページにリンクを集めることです。
質の高い内部リンク(読者にとって有益な内部リンク)が集まっている記事は、Googleの評価が上がりやすくなるからです。
例えば、複数のロングテールキーワードの記事から、1つのミドルキーワードの記事へ内部リンクを集めると、ミドルキーワードの記事の順位アップに期待できるようになります。
イメージとしては、このような感じです。
もちろん必要であればロングテールの記事同士を内部リンクで繋いだり、ミドルキーワードの記事からロングテールの記事に内部リンクを送るのもOKです。
ちなみに、この戦略が狙いやすいのは『まとめ記事』です。
まとめ記事なら、それぞれの記事に自然に内部リンクを設置しやすくなります。
実際、この戦略は当ブログでも積極的に取り入れており、複数の記事で上位表示に成功しています。
まとめ記事の作り方はこちらの動画で詳しく解説していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
⇒ ブログをアクセスアップさせる『まとめ記事』の書き方
内部リンクの注意点
内部リンクは貼るときに「関連性があるか?」考える必要がありますが、貼った後にもリンク切れになっていないか気を付けてください。
リンクが切れている内部リンクを設置したままにしておくと、読者にガッカリされるだけでなく、Googleからの評価が下がってしまう可能性があります。
ですから、過去に書いた記事を削除するときには、必ず削除する記事への内部リンクが他の記事に設置されていないか?確認してください。
確認方法は、WordPressの投稿一覧右上の検索機能を使うと簡単です。
また、確認し忘れる可能性も考慮して、リンク切れ検出用プラグインを導入しておくのもオススメです。
当ブログでも使っている『Broken Link Checker』の使い方をこちらの動画で解説していますので、興味がある方はチェックしてみてください。
⇒ WordPressのリンク切れ検出プラグイン『Broken Link Checker』の使い方
まとめ
今回は『SEOに効果的な内部リンクの貼り方のコツ』について解説してきました。
- 内部リンクがSEOに効果的な3つの理由
- アンカーテキストにキーワードを入れる
- 関連性のあるページ同士を繋げる
- 順位を上げたいページにリンクを集める
- SEOに効果的な内部リンクの貼り方 3つのコツ
- アンカーテキストにキーワードを入れる
- 関連性のあるページ同士を繋げる
- 順位を上げたいページにリンクを集める
- 内部リンクを貼った後はリンク切れに注意
- 記事を削除するときに内部リンクを貼っていないか確認する
- リンク切れ検出用のプラグインを入れておく
内部リンクは正しく使えば、大きなSEO効果が期待できます。
SEOで順位アップを狙いたい方は、ぜひ今回の内容を参考に積極的に内部リンクを活用してみてください。