新暦と旧暦の仕組みについて!違いやズレは?

183.新暦と旧暦の仕組みについて!違いやズレは?

前回の中秋の名月の記事で、「中秋=旧暦の8月15日」と解説しましたが、
旧暦はよく耳にするけど、あまり詳しく分からないという方も多いと思います。

そこで今回は新暦と旧暦の違いやズレについて解説していきたいと思います。

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暦の種類と仕組み

日本の旧暦=太陰太陽暦(天保暦)

暦というのは、各国ごとにどれを採用するのかが異なっていますが、
日本国内で旧暦と言えば、太陰太陽暦になります。

太陰太陽暦は、月の満ち欠けの周期の太陰暦を基にしつつも、閏月を挿入して、
実際の季節とのずれを補正した暦で、日本でも古代から使われていました。

しかし、分かっているだけでも、飛鳥時代に中国から伝えられてから、
元嘉暦・儀鳳暦・大衍暦・五紀暦・宣明暦・貞享暦・宝暦暦・寛政暦・天保暦と、
何度も改暦が行われており、日本では最後の太陰太陽暦となった天保暦を
旧暦とするのが一般的になっているそうです。

天保暦は天保15年(1844年)1月1日に、それまでの寛政暦から改暦された暦で、
1か月が29日、または30日で、1年間は354日しかありませんでした。

そして、そのままだと季節とのズレが生じてしまうため、
約3年に1回閏(うるう)月を入れ、1年間が13か月になる年を設定して、
そのズレを解消していたのです。

ただし、現在カレンダーなどに記載されている旧暦に関しては、
現代天文学により算出されている太陰太陽暦であるため、
厳密には天保暦とは異なると言われています。

日本の新暦=太陽暦(グレゴリオ暦)

現在日本で採用されている新暦は、太陽暦の一種であるグレゴリオ暦であり、
これは世界各国で採用されている暦になります。

日本では明治5年(1872年)に採用され、天保暦で明治5年12月2日であった日の翌日を、
明治6年1月1日としたようです。

12月3日が、いきなり1月1日になるなんて、当時の方はさぞ驚いたことでしょうね。

太陽暦は、地球が太陽の周りを回る周期を基にしている暦ですが、
ご存知のように1年間は365日、4年に一度の閏年は366日となります。

しかしこの閏年、実は完全に4年に一度あるわけではなく、
400年間に97回ということで、2100年は閏年にならないそうです。

ちなみに豆知識として、閏年と夏のオリンピック開催年は一緒になりますが、
さすがにオリンピックは閏年の無い2100年も開催されるだろうと思います。

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旧暦と新暦の違いやズレ 変換するには?

日本では旧暦の1872年12月3日が新暦の1873年1月1日となりましたので、
単純にズレた分の日数を引けば旧暦になるのか?と言えばそんなことはありません。

2015年の中秋の名月は9月27日(旧暦8月15日)なので、
新暦を導入した時よりも、日数の差が広がっていますよね。

それもそのはず、旧暦⇔新暦のズレというのは、
ただ単純に何日足せば良いとか、引けば良いといった単純な計算では算出できません。

そもそも、そんなに単純な話であれば、
毎年中秋の名月の日がバラバラになる事もないはずです。

しかし、今は非常に便利な世の中で「新暦 旧暦 変換」とでも検索をすれば、
自動で計算してくれる便利なサイトがいくつも出てきます。

カレンダーを調べるのも面倒だという方は、
そういったサイトを参考にしてみるのも良いと思いますよ。

今後の暦はどうなる?閏秒との関係は?

このように、旧暦の太陰太陽暦では約3年に一度、1か月を足して調整していた暦が、
現在の新暦である太陽暦では約4年に一度、1日足すだけで調整できるようになった
というのは、生活をする上では非常に便利になっただろうと思います。

太陰太陽暦では、毎年11日ずつズレていて、3年に一度リセットするということで、
自然の中で仕事をする農家の方などは、特に大変になってしまいますからね。

しかもそれを、すでに数百年以上も前の方が考え出したことにも驚きです。

しかし、太陽暦が導入されてから、日本ではまだ140年ほどです。
今後、また暦が変わる可能性もあるかもしれませんね。

ちなみに、最近は閏秒が入れられる時がありますが、
これは暦とは全く関係無いようです。

閏秒に関しては、これまでの時間の計算方法と、
地球の自転のスピードが合わなくなってきており、
それを調整するために、協定世界時(UTC)によって行われています。

また、今や日本の風習で文化となっている旧暦の行事の数々ですが、
2033年には冬至と秋分の両方の条件を満たすことができない「2033年問題」があり、
これは天保暦導入以降、初めて起こる事態であるようです。

こういうのを知ると、月や太陽、そして自然というのは、
やはり単純な仕組みではないことを思い知らされますが、
それを解明しようとする現代の科学力の凄さにも気付かされますね。

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