寂しいと淋しいの違いについて!さびしいとさみしいも違うの?

寂しいと淋しいの違いについて!さびしいとさみしいも違うの?

最近は朝晩めっきり寒くなり、どこか切なくてセンチメンタルな気分になりますね。

さてこの時の感情は「さびしい」でしょうか?「さみしい」でしょうか?

また、漢字で書く時は「寂しい」でしょうか?「淋しい」でしょうか?

今回は「さびしい」「さみしい」「寂しい」「淋しい」の違いと使い方について解説していきます。

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「さびしい」と「さみしい」の違いと使い方

「さびしい」と「さみしい」の語源

「さびしい」という言葉の語源の「さぶし」「さびし」は、鎌倉時代や平安時代の文献でも使われていました。また「さみしい」の語源の「さみし」は、江戸時代になってようやく使われるようになったようです。

つまり「さびしい」のほうが古い言葉で、「さみしい」は「さびしい」が転じてできた言葉と考えられるのです。

「さみしい」は使い方が限定される?

「さびしい」と「さみしい」の使い方としては、特に明確な決まりはありません。

ただし、実際には『ひっそりしている』という意味の場合は「さびしい」のほうが多く使われています。

つまり『友達が自宅に遊びに来て、帰ったあと』の場合、自分の感情を表すには「さびしい」と「さみしい」のどちらを使っても構いません。しかし、部屋のひっそりとした状態を客観的に表すなら「さびしい」のほうが適しています。

また、日本語の表現方法の一つとして、自分の感情を強調するために「さみしい」とあえて平仮名で書く方法もあります。

ですから、最近寒くなってセンチメンタルな気分になってしまう時は「さみしい」と書くと、より感情を表すことができるでしょう。

似たような違いのある言葉

「さびしい」と「さみしい」のように転じてできた言葉は他にもいくつかあります。

例えば、目を閉じる時の「つぶる」と「つむる」。これはどちらも漢字に変換すると「瞑る」という字が出てきますし、今でも両方使われている言葉です。

また、火を焚いた時に出る「けぶり」と「けむり」。この場合は、どちらも漢字に変換すると「煙」という字が出てきますが、古い「けぶり」ではなく「けむり」のほうが一般的です。

そして今回の「さびしい」と「さみしい」。これはどちらも漢字では「寂しい」「淋しい」の両方が変換できますが、この2つの漢字には違いがあるのでしょうか?

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「寂しい」と「淋しい」の違い

「寂しい=さびしい」「淋しい=さみしい」ではない

「寂しい=さびしい」「淋しい=さみしい」と勘違いしている方も多いかもしれませんね。

しかし「さびしい」と「さみしい」は、どちらから変換しても「寂しい」と「淋しい」の両方が変換されるので、この漢字と読みはどちらがどっちと決まっているわけではありません。

つまり「寂しい=さびしい/さみしい」「淋しい=さびしい/さみしい」。このどちらも正解です。

「寂しい」のほうが一般的?

なんとなく「淋しい」よりも「寂しい」のほうが一般な言葉に思いますよね?

実は「寂しい」は常用漢字ですが、「淋しい」は常用漢字ではありません。「淋しい」は学校では教えられませんし、テレビや雑誌などでも目にする機会があまりないのです。

しかし、ニュアンス的には「寂しい」は客観的で、「淋しい」は情緒的な場合に使われることがあります。つまり『友達が帰ったあと』は、自分の感情は「淋しい」、部屋がひっそりしているのは「寂しい」となります。

ですから「寂しい=さびしい」「淋しい=さみしい」というのは、ニュアンス的には一緒であると言えかもしれません。寒くてセンチメンタルな感情の場合は「淋しい」と書くと、よりその気持ちも伝わるでしょう。

まとめ

「さびしい」「さみしい」「寂しい」「淋しい」の違いは、このようになります。

  • さびしい ⇒ どちらかと言えば客観的(部屋のひっそりとした状況など)
  • さみしい ⇒ どちらかと言えば主観的(自分の切ない感情など)
  • 寂しい ⇒ 常用漢字・どちらかと言えば客観的
  • 淋しい ⇒ 常用漢字ではない・どちらかと言えば主観的

ただし「この場合はどっちがいいの?」と悩んだ時には、「寂しい」と書いて「さびしい」と読んでおけば間違いないですよ。

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