WordPressブログの『カテゴリー』と『タグ』は、どのように使い分けたらいいのか悩みますよね?
どちらも記事をグループ化するという共通点がありますが、使い方を誤るとSEO的に低評価のリスクがあるため、適切に使っていく必要があります。
そこで今回は『WordPressブログのカテゴリーとタグの違い』を3つご紹介していきます。
使い分けの具体例もお伝えしていきますので、ぜひ参考にしてみてください。

ちなみに『タグ』は『タグクラウド』と呼ばれることもありますので、合わせて覚えておきましょう。
WordPressブログの『カテゴリー』と『タグ』の3つの違い
動画でも解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
用途の違い
WordPressブログでは『カテゴリー』と『タグ』をこのように用途を分けて使っていきます。
- カテゴリー:ブログテーマの下の階層にあるテーマでグループ化
- タグ:記事内で使われている言葉・テーマでグループ化
例えば、『秋田県』をテーマにしたブログの場合はこのような使い分けになります。
カテゴリーは秋田県内の各市町村を設定。
そして、それぞれのカテゴリーをまたいで同じテーマの記事があれば、『祭り・ラーメン・B級グルメ』のようなタグでグループ化していきます。
このとき気を付けてほしいのが、同じ名前のカテゴリーとタグを作らないことです。
同じ名前のカテゴリーとタグを作っても意味がありませんし、読者さんにもややこしい印象を与えてしまいます。
タグは「秋田県内の祭りの記事をまとめると利便性が上がるだろう」のような考えで設定するのがコツです。
別々の記事内で同じ言葉を使っているからと言って「何でもかんでもタグ付けすれば良い」というわけではありませんので気を付けましょう。
親子関係の可否
- カテゴリー:親子(孫)関係を作れる
- タグ:親子関係は作れない
WordPressの管理画面を確認すると、カテゴリーの場合は親カテゴリーを設定できるようになっています。
しかし、タグには親を指定する項目はありません。
ですから、タグを作る際に、それが全部同じカテゴリー内の記事なら、タグではなく子カテゴリーを設定したほうが良いです。
ただし、子カテゴリーは必ずしも作る必要はありません。
カテゴリーで親子関係を作るなら、子カテゴリーだけで5記事ほど設定できるようになってからにしましょう。
記事が少ないうちはグループ化しても読者さんの利便性の向上にはつながらないからです。
ブログの記事数が増えてきたら、カテゴリーの親子関係の設定を検討してみてください。
必要性の有無
- カテゴリー:必ず一つは設定する必要がある
- タグ:必ずしも設定する必要はない
WordPressでは、もしカテゴリーに何もチェックを入れずに投稿したとしても、
公開時には自動的にカテゴリーが一つ指定されるようになっています。
ちなみに、このとき指定されるカテゴリーは『設定 ⇒ 投稿設定』内の『投稿用カテゴリーの初期設定』で設定しているカテゴリーになります。
カテゴリーは複数設定することもできますが、1記事1カテゴリーが推奨されています。
2つ以上のカテゴリーを設定すると関連性があいまいになり、SEO的な観点から良くないからです。
また、子カテゴリーを指定するときは、親カテゴリーは指定する必要はありません。
子カテゴリーだけ指定しておけば、親カテゴリーを指定しなくても、親カテゴリーの記事一覧ページには表示されます。
タグは必ずしも設定する必要はありませんが、設定するなら1記事3つ程度に抑えたほうが無難です。
関連性があれば4つ以上設定しても構いませんが、よほどの大規模ブログでもない限りはそこまで必要はないと思います。
特に記事数が少ないうちは、タグを設定してもあまり意味がありませんので、設定するなら同じタグの記事が最低でも3記事程度になってからにしましょう。

ちなみに、このブログではタグは1つも設定していません。
(2020年11月現在)
まとめ
今回は『WordPressブログのカテゴリーとタグの違い』をご紹介してきました。
最後にブログ運営上の『カテゴリー』と『タグ』の考え方をまとめておきたいと思います。
- まずはカテゴリーありきで考える
- キーワード選定時にカテゴリー別に分けておく
- 悩んだら軸キーワードをカテゴリーにする
- タグは使わなくても良い
- 特に記事数が少ないうちは不要
- 記事数が増えてきてから検討する
カテゴリーもタグも、作れば作るほど一覧ページが増えていきます。
一覧ページが増えても記事数が少なければ、読者さんの利便性は逆に損なわれてしまいます。
1記事しか入っていないタグページなどは、本当にムダなので気を付けましょう。
カテゴリーやタグは「どのようにグループ化したら便利か?分かりやすいか?」を考えて設定してみてくださいね。