横手やきそばの特徴と発祥のルーツ!福神漬が付くのはなぜ?

横手やきそばの特徴と発祥のルーツ!福神漬が付くのはなぜ?

福神漬といえばカレーに欠かせませんが、秋田県民にとっては横手やきそばにも欠かせません。しかし、一般的な焼きそばには紅ショウガが添えられているのが普通なので、なぜ横手やきそばだけが福神漬なのかが不思議ですよね?

今回は横手やきそばの特徴と発祥のルーツから、横手やきそばに福神漬が添えられている理由について解説していきます。

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福神漬に使われる7つの野菜とは?

福神漬は七福神にちなんで名づけられたと書きましたが、本当に7種類の野菜の漬物が入っているのをご存知でしょうか?福神漬で使われているのは、大根・ナス・ナタマメ・レンコン・キュウリ・シソ・ショウガが一般的ですが、かぶ・シイタケ・ウリなどを入れる場合もあるようです。

ちなみに読み方は『ふくじんづけ』ですが、『ふくしんづけ』と呼ぶ地域もあるようです。ただ、僕は子供の頃ずっと『ふくちんづけ』と呼んでいました(笑)

なかなか口が回らなくて言いづらい名前だと思いますので、お子さんのいる方は、僕のように恥をかく前に早めに正しい読み方を教えてあげてくださいね。

横手やきそばの特徴

横手やきそばの最大の特徴は『麺』にあります。一般的な焼きそばは蒸した「ちぢれ麺」が使われていますが、横手やきそばでは太くて真っ直ぐな『ゆで麺』を使っており、モチモチでツルツルの食感を楽しむ事ができます。

また、ウスターソースを使っているため若干水分が多めで、半熟の目玉焼きと福神漬を乗せるとのも横手やきそばならではです。

横手やきそば発祥のルーツ

横手やきそばが誕生したのは戦後に遡ります。

横手やきそばの考案者は「元祖神谷焼きそば屋」の萩原安治さんです。萩原さんは元々お好み焼き屋を営んでいましたが、お好み焼きに変わる鉄板を用いた新たなメニューを地元の製麺業者と協力して模索し、横手やきそばが誕生したと言われています。

萩原さんが考案した横手やきそばは、手ごろな価格とおいしさで爆発的な人気となり、駄菓子屋の一角や自宅の軒下で販売する店も増え、市内だけでも100店以上が取扱い、さらに近隣市町村にも同様の店が増えていきました。

当時のお好み焼きは子供の数少ないおやつだったので、横手やきそばも始めは子供たちのおやつという位置づけでしたが、徐々に市民の一般的な食事として浸透していったようです。

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横手やきそばが全国的に有名になった理由

横手やきそばと言えば、B-1グランプリで一躍有名になったイメージを持っている方が多いと思います。しかし、2001年にやきそば好きの横手市の職員が市内のやきそば提供店を食べ歩きしてウェブページを作り、それがマスコミに取り上げられたのが最初のブームと言われています。

そして、これを機にやきそばを利用した町おこしが始まり、市内のやきそば提供店が中心となって「横手やきそば暖簾会」が設立され、B-1グランプリへの出店やマスコミなどでのPR活動を行い、現在は全国的に有名になったのです。

ちなみに「横手やきそば」は『横手焼きそば』とは書きません。これには他地域との差別化や、横手という地名を覚えてもらう狙いがあり、暖簾会の幟旗やホームページでも『横手やきそば』で統一しているようですよ。

横手やきそばに福神漬を添える理由

焼きそばと言えば、紅ショウガが添えられているのが一般的ですよね。

しかし、横手やきそばには紅ショウガではなく福神漬が添えられていますが、これは「横手やきそばが元々子供向けの食べ物だったから」という説が一番有力のようです。つまり、紅ショウガはちょっと子供には辛いので、子供が食べやすいように甘い福神漬を代用したのです。

ちなみに他にはこんな説もあるようですよ。

  • 考案者が間違えた
  • 東北人は漬物好きだから
  • 横手やきそばには紅ショウガよりも福神漬のほうが合うから
  • 見た目がカレーライスに似てるから

福神漬を考案したのも秋田県出身者?

福神漬の発祥にもいくつか説があるようですが、その中の一つに了翁道覚(りょうおうどくかく)というお坊さんが考案者だったという説があります。

了翁道覚禅師が福神漬を考案したのは上野寛永寺(東京都台東区)でのことですが、了翁禅師は秋田県湯沢市(出羽国雄勝郡八幡村)生まれだったそうです。

なので「了翁道覚禅師にちなんで、横手やきそばにも福神漬が添えられている」という説もあるようです。これはこれで横手やきそばの良いアピールになりそうですね。

まとめ

横手やきそばに福神漬が添えられている理由は諸説ありますが、「子供向けだったから」というのが一番有力だと言われています。福神漬の考案者である了翁道覚禅師つながりでというのも、歴史の勉強にもなって面白いと思いますけどね。

いずれにしても横手やきそばは古くから地元で愛され、その人気は全国区となって一つの文化にまで成長したことは、秋田県民として非常に嬉しいです。僕も子供の時から食べていましたので大好きですし、今後も食べ続けていきたいと思っています。

県内に住んでいる方はもちろんですが、県外に住んでいる方も、横手にお越しの際はぜひ一度本場の横手やきそばをご賞味ください。

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