ペイントは手軽な画像編集ソフトですが、矢印などの図形を好きな角度に調整できないのが、ちょっと不満ですよね。
しかし、実はエクセル・ワード・パワーポイントなどのある機能を使えば、斜めに回転させることができます。1度単位での微調整も可能です。
今回はペイントの矢印を斜めに回転させる手順を解説した上で、他の画像に合成させる方法も合わせてご紹介します。

この記事で最初に表示している画像内の緑色の矢印は、これから解説する方法で作成してみましたので、ぜひ参考にしてみてください。
ペイントの矢印を斜めに回転させる手順
ペイントで矢印を作成
まずはペイントで適当に『矢印』を作成します。
作成した矢印は、PC内の分かりやすい場所に保存してください。
エクセルに矢印を取り込む
※ここで解説する手順は、エクセル・ワード・パワーポイントのいずれかで行います。どれを使ってもやり方は一緒ですが、今回はエクセルで解説させていただきます。
先ほど保存した矢印は、上の『挿入タブ』内の『画像』から取り込むことができます。
①の回転マークで自由に好きな角度に矢印を回転できます。
また、「ピッタリ右上45度」のように微調整したい場合は、②の『その他の回転オプション』を選択してください。ここで矢印の角度の微調整ができます。
ちなみに僕が今回作成したように、上向きの矢印の場合は、以下の数値がピッタリ斜めになりますので参考にしてみてください。
- 右上:45度
- 右下:135度
- 左下:225度(-135度)
- 左上:315度(-45度)
矢印をペイントに保存
矢印の角度が決まったら、エクセル上の矢印をペイントに貼り付けます。
※矢印をコピーして貼り付ける方法
コピー:右クリックで「コピー」を選択、もしくはショートカットの「Ctrl + C」
貼り付け:ペイントの「貼り付け」タブをクリック、もしくはショートカットの「Ctrl + V」
この斜めの矢印を、またPC内の分かりやすい場所に保存します。
※この手順を飛ばすと、最後の透明化が上手くできませんので、ご注意ください。
画像に矢印を合成させる
画像をペイントで開いて、先ほど保存した矢印を画像上に表示させます。
ペイントの『貼り付け』タブ内の『ファイルから貼り付け』で、矢印を取り込むことができます。
矢印の背景を透明化する
ペイントの『選択』内の『透明の選択』をクリックすると、矢印の背景を透明化させることができます。
これで全ての手順が完了です。お疲れさまでした。
ちなみに、画像を透明化して合成する方法はこちらでも詳しく解説していますので、合わせて参考にしてみてください。
まとめ
今回はペイントの矢印を斜めに回転させる手順と、他の画像に合成させる方法をご紹介しました。
- ペイントで矢印を作成して保存
- エクセルに矢印を取り込んで角度を調整
- 角度を決めた矢印を、もう一度ペイントで保存
- 画像をペイントで開いて矢印を合成させる
- 矢印の背景を透明化して完了
ちょっと面倒に感じるかもしれませんが、実際にやってみると、意外に時間はかかりません。
矢印以外にも、図形や画像などを好きな角度に回転させて取り込むことができますので、ぜひ今回の方法を参考にしてみてくださいね。