今回は『サラダの意外な意味や語源』について解説していきます。
サラダには「たっぷりの野菜にドレッシングなどをかけて食べる物」というイメージがありますよね?
つまり『サラダ=野菜』という定義です。
少なくとも僕は生まれてから30数年、ずっとそのように思っていました。
だからこそコンビニなどで『マカロニサラダ』を見ると、いつも「どこがサラダなんだよ」と思っていたんですが、間違えていたのは僕のほうだったのです。
サラダの意味とは?
サラダ(英語:Salad、フランス語:Salade)とは、野菜などに塩、酢、油、香辛料などの調味料をふりかけるか、和えて盛りつけた料理の総称。生のままの野菜や、ポテト、ブロッコリー、豆類などの煮たものを冷ましてから盛り合わせ、マヨネーズ、ドレッシング、塩等をかけて食べるものが一般的だが、野菜以外の材料を多く含む「卵サラダ」、「ツナサラダ」、「ハムサラダ」、「マカロニサラダ」などもサラダと称される。
出典:wikipedia
たしかに僕の考えていたサラダの概念が一般的のようですが、意味として大事なのは「野菜ではなく、塩や酢などの調味料」ということになります。
これは非常に意外な結果でした。
なぜなら僕にとっては、調味料を全くかけなくても、キャベツやキュウリの千切りをゴチャ混ぜにすれば、それはもう立派なサラダだと思っていたからです。
サラダの語源とは?
古代ギリシャのローマ時代には、すでに野菜に塩を振りかけて食べる習慣があったそうです。
サラダは英語では「salad(サラド)」、フランス語では「salade(サラード)」ですが、そもそも語源がラテン語の「sal(サル=塩)」にあります。
それに『加える』という意味の「add」を付け足して『salad』です。
ですから、語源からもサラダは野菜ではなく『塩』という調味料のほうが元になっていると考えられるでしょう。
サラダの定義
野菜が入っていなくてもサラダになる?
『塩』という調味料が元になっているサラダの語源からは、野菜が入っていない食品もサラダと呼んでしまっても良いと考えられます。
つまり、サラダの定義は『塩』にあるということです。
しかし、さすがに野菜の全く入っていないサラダは見たことがありませんよね。
卵サラダ、ツナサラダ、ハムサラダ、マカロニサラダ、…たとえ野菜以外のものがメインとなっているサラダであっても、玉ねぎやニンジンなどがちょっとは入っています。
それに、もし仮に野菜が入っていなくてもサラダになるなら、世の中にある料理のほとんどがサラダになってしまいます。
極端な話『塩むすび』ですらサラダになってしまうので、やはりサラダと言えば、多少は野菜が入っていてほしいですよね。
サラダ味の由来とは?
wikipediaの記述には、このような続きがあります。
なお、サラダのドレッシングに適した油のことを日本ではサラダ油という。また、サラダ油を使った煎餅やスナック菓子などで塩味のものを「サラダ味」と称することがある。
出典:wikipedia
たしかに僕たちが日常的に食べている煎餅やスナック菓子には『サラダ味』というものがたくさんありますが、一般的なサラダのイメージとは全く異なる味ですよね。
つまり、サラダ油自体には味がないので、結局サラダ味というのは「単なる塩味」ということになります。
中には「うまい棒」や「じゃがりこ」のサラダ味のように、単なる塩味ではないものもたくさんありますけどね。
ちなみに、このようなお菓子を「サラダ味」で販売するのは「食品偽装ではないか?」と話題になったこともあったようです。
しかし、サラダ味の由来がサラダ油から来ているということであれば、それも納得ですよね。
まとめ
今回は『サラダの意外な意味や語源』について解説してきました。
「サラダ=野菜」と定義してしまいがちですが、サラダの意味や語源は野菜ではなく「塩などの調味料」にあります。
また、お菓子のサラダ味も「サラダ油」を使って作られたものなので、一般的なサラダのイメージとは異なる味になっています。
仮に野菜が入っていなくても「サラダ」と呼ぶのは間違いではなさそうですが、個人的には「サラダ」というからには、多少は野菜が入っていてほしいなと思います。